2009年05月24日

失業保険受給の前提事項:失業の認定

失業保険の受給は経験した人でないと分かりづらいものです。
離職経験のない人には、毎月給与から天引きされる保険料の高さが
気になるくらいで、実際に失職や離職といった事態に遭遇するまで
必要ないことですから当然かもしれませんね。

しかし今の時代、公務員でない限りいつ会社が倒産するか予断を
ゆるさない状況となってきています。もしもの時、慌てないために
失業保険の給付までには、時間と面倒な手続きが必要なんだと
知っておきましょう。


失業とは一般の定義として、離職した人が就職したくて、十分な
意思と能力があるのに職に就くことが出来ず、状態として自発的に
求職活動を行っている
ことを意味します。

働いていないけど、日々何もせずブラブラしているだけでは、定義
として「失業」と認められません。また、離職の理由として、特定の
理由の場合は条件が付きます。
その理由とは懲戒解雇と自己都合です。


懲戒解雇:自らの責任による重大な理由によって、解雇されたとき
▼自己都合:本人の都合だけで、正当な理由なしに退職したとき

この2つの理由のときは待機期間(7日間)に加え、給付制限の
3ヶ月が設けられます。その場合、失業保険の受給対象としては、
2回目の失業認定後になってはじめて認定を受けることとなります。


原則(給付制限が設けられる離職理由)として4週間に1度、求職活動
などの申告をします。住所地のハローワークへ指定された日時に出向
くことになります。


受給として、失業の認定1週間後に指定した金融機関の預金口座に
基本手当が振り込まれます。
それ以降、再就職が決まるまでの間に、
失業の認定と受給を繰り返しながら、基本手当が支給される最高日数
の所定給付日数を限度として、職探しとなります。
なお、給付日数は離職時の年齢、離職理由、被保険者であった期間
によっても異なります。


失業保険というものは、退職したらすぐに手当てが支給されるわけで
なくて、6段階ぐらいの手順を経て、ようやく受給されます。
こんなに時間がかかるとは・・・とならないように、支給されるまで
の流れについて確認しておくことが、大切になります。

失業したらハローワークとの付き合いが必須になります。
よく知らないまま、のんびり構えていると給付までの時間がどんどん
遅くなってしまいます。早めの行動が給付金の振り込み、そして
再就職への近道ではないでしょうか。



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posted by 7fukujin at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 失業保険の認定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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