に加入しなければなりません。
従業員がひとりであっても必要です。
個人経営や法人の区別はありませんから、ほとんどの何らかの
事業を行っているところは対象となります。
雇用保険に加入すれば雇用保険被保険者証と言うものが発行され
ます。これは健康保険証と同じようなものです。
各個人にひとつずつあります。会社に勤めているのであれば、
通常は会社が保管している書類です。
失職などをした時に被保険者証を受け取ることができます。
そして再就職する時にその被保険者証を再就職先へ提出すること
になります。被保険者証の番号はその個人について回ります。
年金の番号のようなものです。
加入期間の特定ができるようになっているのです。
アメリカが舞台の映画見ていると、よくソーシャルセキュリティ
ナンバー(Social Security Number)は? と尋ねられるシーン
が出てきますね。米国で生活するとき欠かせないのがS.S.Nという
社会保障番号ですが、日本でも被保険者証の番号はとても大切な
ものです。
◆雇用保険の手続き
退職した時に被保険者証とその他の必要書類を添えてハローワーク
に提出します。手続きがすめば雇用保険の受給資格が確定します。
受給するためには失業の事実が必要となっています。
つまり、仕事をしていない期間が必要なのです。
退職してから7日間は失業手当をもらうことはできません。
失業が確定したというお墨付きをもらうことを失業の認定と言い
ます。雇用保険受給資格者証というものを提出してようやく失業
保険の支給となります。
退職した理由によって失業保険の給付開始時期が変わってきます。
自己都合の場合は3ヶ月後からの支給となっています。
雇用保険は働く人のための保険ですから、自己都合であれば支給
制限がなされるということなのです。
雇用保険の支給中に次の就職先を探さなければなりません。
雇用保険に加入してもらえる失業給付金、このお金は再就職まで
の生活をしていく上で保障される公的なお金ですから、職業訓練
など受ける人へ優遇策が取られているのですね。
