したが、5.2%でした。
5.2%は10月の完全失業率5.1%より0.1%ですが悪化しています。
厚生労働省は失業率が悪化したことに関して、「景気が持ち直して
いる中で数値が若干変動した」と分析したそうですが、
「はい、そうですか」と素直には納得できません。
完全失業者が昨年より75万人も増えて、331万人もいます。
昨年末、東京の日比谷公園に年越し派遣村が用意されましたが、
利用者は500人以上でした。
今年も東京都では、28日から1月4日までの年末年始を宿泊


用意される年越し派遣村を準備しているようですが、約500人しか
利用できないため、事前に公表は控えているようです。

民主党政権になり、年越し派遣村の必要がない世の中を目指して
いるはずですが、実際のところは円高とデフレなどの影響で販売
不振となっている「卸売業・小売業」や「サービス業」などで
働いていた派遣社員の人などが離職の憂き目に遭っているようです。
突然言われると本当に頭が真っ白になる解雇ですが、派遣社員を
守る組合について紹介したいと思います。
◆派遣社員のための健康保険組合

派遣社員にとって今一番恐れられているのは「派遣会社・派遣先
からの突然の解雇」ではないでしょうか。
自分一人だけでなく、派遣業を主として働き、家族を養っていらっ
しゃる方もいると思います。自分の収入が家族の生活を支えている
のに、そんな中、突然の解雇で守られていた医療や福利厚生の権利
が消失してしまうのはとても不安なことです。
そんな不安を少しでも打ち消そうとつくられたのが派遣社員のため
の健康保険組合です。
どうしても短期労働やぶつぎれになりがちな就労形態の派遣社員の
ための組合です。
略称は「はけんけんぽ」。
仕組みとしては、派遣先の契約期間が終了したときに、実際は
国民健康保険などに加入しなければなりません。
そしてまた新しく仕事が決まった場合、健康保険や雇用保険を
手続し直さなければいけません。
何度も短期雇用を続ける方にとってはとても面倒なことですよね。
仕事探しにも支障が出るかもしれません。
そんな煩わしさを打開すべく、設立されたのが
「はけんけんぽ」なのです。
次の仕事が決まるまでの約1ヶ月を、前の派遣会社との雇用は存続
しているとみなしてくれます。保険体制も勤務しているときと同じ
状態という使い方が出来るのです。
保険料も一般的に支払われるものより低く、派遣社員にとっては
とてもありがたい仕組みです。
しかし派遣会社によってはこのシステム、組合に加入していない
場合もあります。働き方のスタンスとしてどうしても短期の働き方
になってしまう方は、この「はけんけんぽ」を導入している派遣会社
を調べてみるのもいいかもしれません。