ハローワークに行って手続きをすれば分かりますが、
失業保険は大きく4種類に分類されます。
また失業保険の給付を申請するためには、失業という
言葉が示すように自分の意思で失業したのではないこと
が大前提となります。
仕事がつまらないから辞めたとか、もっと給料の良い
会社に入るのでやめたというような場合には、失業と
いっても勝手に辞めたとみなされますので失業保険の
支給対象にならない場合がありますので注意が必要です。
失業状態に陥った時、何を一番心配するかといえば、
当然今の生活を今後維持できるかどうかですね。
収入源が断たれてしまうわけですから、生活基盤の
一番重要な部分を失ったという事になります。
貯金があれば、その貯金を切り崩していくことになる
のでしょうが、貯金が潤沢にある人ならともかく、
そうでない人は長続きはしません。
まして都市圏に住んでいる人は、ひと月でかなりの
額の生活費が消費されます。
貯金だけで長く生活を維持できるという人は、実際には
かなり稀だと思いますね。長く続いている不況時代では
貯金どころかローンの支払いで苦労されている人の方が
多いのではないでしょうか。
◆失業保険とは
失業保険は、失業で収入の道が途絶えたような人たちの
救済の為にある制度です。
基本的には、雇用保険の被保険者が失業状態に陥った際に、
次の新たな仕事を探し、再就職して生活を安定させる
ための支援となります。
簡単に説明すると、会社を辞めた時にもらえる一時手当
と言えるでしょう。
失業保険を受給するには、失業状態である必要があります。
よって、単純に会社を辞めた、というだけではもらえません。
まず、仕事に就く明確な意思があるかどうかが重要です。
それがなければ、失業保険を受給する事はできません。
そんな失業保険には、以下の4種類があります。
・『求職者給付』
・『雇用促進給付』
・『就業促進給付』
・『教育訓練給付』
実際はここから更に枝分かれしています。
この中で一般的に失業保険と呼ばれる給付は、
求職者給付の基本手当となります。
ただ、あくまで一般的という事であって、全ての人がそれを
受け取るわけではなく、それぞれの条件や環境によって給付
される失業保険の種類が決定します。