失業したとき、失業保険の給付金があると再就職までの生活や
再就職活動において、何かと助かります。
しかし注意が必要なのは、失業保険は誰でももらえる訳では
ないことです。失業保険の給付を受けるために、前もって
やっておくべきことがあります。
◆失業保険をもらうためにやること
会社に勤めていて、雇用保険に加入していた人は、失業時に
次の仕事先を探す意欲がある場合、失業保険を受け取る資格が
あります。
しかし、中にはその資格があるにもかかわらず、ハローワークを
訪れず、受け取る為の手続きを行わない人もいます。
しかも結構多いという話を聞きます。
その理由は結構様々なようです。
まず、【失業保険の存在自体を知らない人がいる】という点です。
失業保険という制度に関して、学校で名前くらいは聞いた事が
あるかもしれませんが、具体的な説明を延々と受けるという事は
まずないでしょう。
そのため、知らない人が多いというのはある意味必然的な結果
かもしれません。通常は就職する際に知るものなのですが、
契約書をしっかりと読まず、契約に関してあまり触れず、
雇用保険に関しても無関心という人であれば、いざ失業した際
にも知らないという事態は普通に起こり得ます。
そのため、失業保険を受け取る以前の問題という状況になって
しまうわけです。
次に、【ハローワークに行きたがらない】というケースが
あります。
失業保険の手当はハローワークで手続きをして受け取る事になり
ますが、失業後にハローワークに通う事を過剰に嫌う人がいます。
自分が失業状態である事を周囲に知られたくない、あるいは
自分自身認めたくないという心理が、再就職の象徴とも言える
ハローワークというものを拒否してしまうのでしょう。
しかし、これらの理由のために最大百万円以上にも上る失業保険
手当を受け取らないというのは、あまりにもったいない話です。
失業保険のような国が巨大な費用を負担している制度は是非とも
利用した方がいいと思います。
まずは知ることです。
そして失業を恥と思わないことが、再就職の第一歩です。