もらった方が得だという考えの方がいることです。
失業保険という制度は、あくまでも再就職までの生活が
困らないようにとの国の援助制度のようなものです。
失業保険の受給可能な期間すべてを失業保険もらうということは
裏返せば、失業保険が切れたら、生活は途端に困窮へと転がり
落ちていきます。
失業保険を受給するときは、一日も早く再就職の場を見つけて
早く安定した日々を迎えることだと思います。
今回は失業保険の基本事項で、再就職手当がもらえる条件
についてお伝えします。
◆再就職手当をもらえるケースとは
離職してからハローワークを訪れ、失業保険の給付を
受けられるよう手続きを行えば、以降しばらくの間は
一定の収入が保証されます。
ここで注意しなければいけないのが、これはあくまでも
一定期間内の救済処置であって、再就職までの生活を
保障するものということです。
生活を支えるのは、基本的には仕事によって得る収入です。
それが滞ったままでは、いずれ生活は破綻します。
この受給期間中に、再就職できるよう全力を尽くして
求職活動を行う必要があります。
中には、受給期間ギリギリまで再就職せずに失業保険を
最大限もらおうなどと考える人もいるようですが、
それでは本末転倒です。
そして、そういった考えをなくす為の制度もあります。
それは再就職手当です。
これは、失業保険の給付日数が一定以上残っている時点
において再就職が決まると発生する手当のことです。
条件としては、基本手当の受給資格が所定日数の3分の1
以上残っており、かつ安定した職業への就職が決まる
場合です。
ここで安定した職業とは何かと言うと、安定した職業の
目安は雇用保険被保険者となるか、事業主となり被保険者
を雇用するか、といったものです。
これらの条件を満たした場合、再就職手当を受け取ることが
可能となります。
この再就職手当は、どの位もらえるのかと言うと、
失業保険の基本手当日額の40〜50%です。
残りの日数が所定日数の3分の2以上だと50%、
3分の1以上3分の2未満だと40%となります。
例えば、所定支給日数が180日で、支給が始まって50日で
再就職が決まった場合、3分の2である120日以上の130日が
残っているため、130日分の失業保険手当の50%を受け取る
ことができます。
失業保険をもらいながらハローワークで仕事探す場合、
なかなか仕事が見つからないで焦りを感じている方も
多いかもしれませんが、再就職先が早く決まると、
ご褒美ではありませんが再就職手当がもらえますので
安定した生活と一緒に手に入れてもらいたいですね。