差が生じます。転職の場合で、次の職場に着任する時が決まって
いる時などは選択の余地がないかもしれませんが、しばらくの間は
失業保険の支給を受けるつもりでしたら、出来るだけ失業保険の
支給額が高くなる月に退職される方がお得です。
あまり日頃から「もし自分が失業したら…」と考える人はいない
かもしれませんが、今の世の中いつ自分に火の粉が降ってくるか
わかりません。
失業し、失業保険での生活を送るという事を想定して、その時に
すべき事をあらかじめ頭の片隅にでも置いておいた方が良いかも
しれません。失業する直前にはどういった事をすべきかを
まとめてみましょう。
◆失業直前にすべき事
まず、失業すると色々と社会的に苦労します。
無職状態なので社会的信用が著しく低下することとなり、
それに伴い弊害が発生するのです。
例えば、引越しの際に話がまとまりにくくなったり、クレジット
カードを作りにくくなったり、生命保険に加入しにくくなったり、
銀行口座を作りにくくなったり。
こういった弊害に悩まされないよう、失業前に一通り済ませて
おいた方が良いですね。
次に、退職すると決めた場合の身の振り方です。
退職の仕方、時期によって失業保険に有利な点、不利な点が
出てくるので、それを加味しておいた方がお得なのです。
例えば、時期に関しては12月末がベストといわれています。
理由は、冬の賞与が出る時期だからです。
失業保険の額は、辞める半年前までの収入で決まります。
その額が高いほど失業保険に有利になります。
また、4〜6月の収入額は保険料を決定する要素になる為、
できればこの時期に残業は控えたいところです。
よって、4〜6月に残業を抑え、7〜12月に残業をしてボーナスを
もらって退職すれば、かなり後々有利になるのです。
そこまで計算しなくても良いのですが、頭の隅にくらいは
入れておいても良いのではないでしょうか。
退職する時は気持ちの上で余裕がないのが普通ですから、
失業保険の支給額のことまで考えることは出来ないかも
しれませんが、記憶のどこかに12月末がベスト、とインプット
しておくといいかもしれません。