クリスマス前の華やかなこの時期に、パート社員の解雇事例
について書くのは気がひけますが、企業の業績が悪くなると
最初に手をつけられるのが経費削減として「パート社員」の
解雇ですので、気持ちに余裕がある時に確認しておく方が
いいと思いご紹介します。
実際パート社員の方で、勤務先の上司から解雇の話をされて
冷静に受け止めることは難しいものです。
生活の予定がくるってしまいますし、新しい仕事を探すという
予定外の仕事も増えることになります。
ここで注意が必要なのは、解雇通知をされて会社に対して
怒りのままでいると、いい事などありません。
気持ちを入れ替えて新たな仕事を探すなり、前向きな行動に
出ることが結果として良い場合が多いのではと思います。
◆パートの解雇の実例
▼ファーストフード店のパート社員
ファーストフード店で「店舗の改装」を理由に解雇
▼造園店のパート社員
造園店でほとんど仕事を教えてもらえず、いきなり解雇
▼一般企業のパート社員
正社員からパートになった後、業務がこなせないほど
仕事が増えて、残業を拒んだら解雇
▼一般企業のパート社員
賃金未払いを労働基準監督署に内部告発したら、
そのことを理由に解雇
ファーストフード店などでは、パートやアルバイトが長期間
働いて熟練してくると、時給が上がって人件費がかさんで
しまうので、理由をつけて解雇し、新しく時給が低くて済む
人を雇いたがることがあるみたいです。
雇用者が個人事業主だったり、事業所の規模が小さいと、
場合によっては労働基準法に違反するほど労働条件が
悪かったり、「明日からこなくていい」なんていわれる
こともあるでしょう。
あまりにも頻繁にパートやアルバイトの募集をしている会社
には、何か問題があるものです。
派遣社員からパートになった途端、いじめが始まって、
自己退職に追い込まれるなんていう実例もあります。
いずれにせよ、解雇が不当だと思ったら、労働基準監督署に
相談にいきましょう。一生懸命働いていた場合は特に、解雇
されると悲しさや怒りでたまらない気持ちになると思います。
でも、労働基準監督署に行って、できる限りのことをしたら、
早く忘れてもっといい勤め先を探してください。
もし、裁判などで争って不当解雇が認められ、解雇を取り消せた
としても、そんな職場で働くのは辛いはずです。
裁判自体が時間と費用がかなり掛りますし、ものすごく心労を
伴いますのでお勧めできるものではありません。