普段の生活で電気工事士の方と関係があるのは、エアコンの
取り付けを電気店に依頼すると取付工事でやって来るのが
電気工事士の資格を持った人です。
電気の工事には家庭の電気配線から、電柱の高圧電気を工事
したりと電気工事にも種類があるようですが、電気工事士には
第一種電気工事士と第二種電気工事士があります。
どちらも都道府県知事が認可する国家資格です。
◆電気工事士の資格と就職先について
電気工事士と言われても、どんな職業なのか、
どんなことをするのかさっぱりわからないですよね。
電気工事士法によれば、
「電気工事の作業に従事する者の資格および義務を定め、もって
電気工事の災害の発生の防止に寄与することを目的とする」
と記載されています。
簡単に説明しますと、火災や感電などの事故が電気工事のミスで
起こらないように、電気に関した知識を持った人が工事するべき
であると伝えたいのです。
主に機器の取り付けや配線の固定などを行いますが、一般の家庭の
スイッチ、コンセントの配線や取り付け、デパートなどの商業施設
や公共施設の電気工事、電線敷設なども行う仕事です。
上記にあげたように、仕事は一般家庭から企業や公共の施設など、
幅広く行わなければなりません。最近では、とても便利な世の中に
なり、インターネットですぐに色々な情報を集めたりすることが
可能になりましたが、パソコンでも電話でも電気の存在は欠かせない
ものとなっています。
それに伴って、電気工事士の需要も高まっているのが現状です。
ハローワークや求人誌などの求人を検索してみるとわかるように、
電気工事士の求人が全国で1000件以上も超えていることから
需要の高い職業であることが分かります。
これは電気工事士の仕事が絶えずあるということです。
主に建設作業と平行して行われるのが、電気工事士の作業です。
電気屋さんに就職される方もいらっしゃいますし、建設会社に
就職される方もいらっしゃいます。
電気工事士というのは名前だけで、実際はコンクリートの補修
なんかも出来てしまうようです。
◆補足:電気工事士の資格について
エアコンの工事など、一般の電気工事は第二種電気工事士の
資格で出来ます。第一種電気工事士は以前「高圧電気工事士」
という資格名称でしたが改定されて第一種電気工事士となって
います。
一般に電気工事と言えば第二種電気工事士のことを指します。
第一種電気工事士は国家試験に合格しても実務経験が最低でも
3年以上なければ国家資格として資格交付がされません。
第二種電気工事士は試験合格ですぐ国家資格がもらえますが、
第一種電気工事士は実際に電気工事の経験がある人しか交付
されないことから、第一種電気工事士の資格は第二種より重み
があるといえます。
電気工事士の資格は下記のような手帳のようなスタイルです。
電気工事士の資格取得でしたら、ポリテクセンターなどの職業訓練校
で受験指導を受けるのが一番費用も少なく丁寧に指導してもらえると
思います。