していますが、今回は採用担当者に「自分がその職業で働きたいんだ」
というメッセージが伝わる書き方をご紹介したいと思います。
好きこそものの上手なれ、ということわざがあるように
自分が好きなことは続けていきやすいですし、したがって上達する
可能性も高いと言えます。
求人活動で対応することになる採用担当者は、求人応募者の中から
この職場で働きたいという熱きメッセージに鋭く反応します。
一般的には学歴が高くて成績の良い学生や、自立している中途採用者など
を中心に採用予定者をリストアップしていくのでしょうが、学歴や能力が
高ければ入社してから活躍できるかというと、必ずしも一致しないものです。
学校などと異なり、企業などでは一応目標などは当然ありますが、
それ以上に毎日のように出くわすことになる新たな問題や課題の山々
そういった教科書にない世界で、問題解決の答は自分が見つけて
いかなければいけないとき、一々上司に「次はどうすればいいですか?」
などと質問ばかりしているようでは使い物になりません。
自らの判断で行動出来て、上司に相談するのは結果についてアドバイスを
もらうとき、といったような自発性を持った人材が欲しいわけです。
自発性の感じられる志望動機の書き方の参考にしてください。
◆志望動機で伝える【やりたかった仕事だというメッセージ】
履歴書を書くときに「自分がその仕事をしたいんだ」ということを
履歴書の志望動機に書いてみるのはいいかもしれません。
本当はこういう仕事をしたかったのに、今まではチャンスに恵まれず
今までできなかったという話はよく聞きます。実際にそういう人は
多いのではないでしょうか。
やりたかったけど出来なかった、なぜ出来なかったのかということを
履歴書に書いてアピールするのはいいことだと思います。
例えばあるアロマセラピストの場合で考えてみましょう。
「私はアロマセラピストとしてお客様に施術してきましたが、
そこで使用しているアロマオイルに興味を持つようになり販売業も
やってみたいと思うようになりました。
しかし今勤めているサロンでは、アロマオイルの販売業はしていなかったため
やることが出来ませんでした。ですので、ここのサロンでは施術も販売も
できるという職場だと聞いていますので、よりレベルアップが可能になる
のではないかと思い、こちらを希望させていただきました。」
などと書いてもいいと思います。
他の業種でも使える方法だと思います。
大切なことは、いい言葉を書くことではなく、自分がどういう仕事を
したかったかと言うこと、同じ職種の転職なら、なぜ今までそのやりたい
ことが出来なかったのかと言うことをアピールしてみることだと思います。
履歴書の志望動機を書く時は、気持ちが乗っている時に一気に書き上げる
方が相手に伝わる文章になりやすいと思います。
テストの時のような状況下では、誰でも一生懸命文章を書きますが、
自宅で履歴書を書く時も、テストを受けているような感じで書くと
よいのではないでしょうか。