2011年02月03日

職業訓練校は受講申込前に講師の確認をしましょう

職業訓練校について、受講申し込みをする時のアドバイスを
させていただきます。

職業訓練校で技能・技術のスキルアップを考えている方は
受講するコースを選ぶ時、普通はコース名と受講費用などで
選ぶと思います。

CADについて学びたい時はCAD/CAMコースの用意されて
いる職業訓練校の受講コースから選んでいくでしょうし、電気の
資格取得が目的ですと、電気工事士2級の受験指導が受けられる
コースの中から費用が安いところを選ぶのではないでしょうか。

実際にポリテクセンターで受講した経験などから、これから初めて
職業訓練校に通って学ぼうとする方へお伝えしたいのは講師の事
です。

職業訓練校の指導員はポリテクセンターなどの公的な施設では
職業訓練指導員免許が必要ですので、講師の方は専門の教育や
実務の経験を持っている方となっています。

講師の先生は大きく2つに分けられます。
▼一つのグループは、職業能力開発総合大学校をはじめとする教育機関
 を卒業して講師となった場合。
▼もう一つのグループは、民間企業などの設計開発業務などの技術系で
 実際に物造りしてきた人で、事情があって職業訓練校の講師となった
 場合。
さらに、これに追加するとしたら、職業能力開発総合大学校などを卒業
して民間企業に就職した後、職業訓練校の講師となる場合でしょう。

簡単に申しますと、学校の先生が教育学部出身の先生か、それとも
工学部出てから教職免許取った先生かというような違いがある訳です。

それでは、講師の先生の出身でどう違うのかというと、実務経験の
少ない教育機関出身の講師よりは民間企業から転職してきた講師の
先生の方が実際物造りとか専門的な話を教えてもらう場合、臨場感
溢れた経験をもとに指導してもらえます。

かと言って、教育機関出身の講師が全く実務経験がないのかというと
職業能力開発総合大学校などでは3年生の課程で工場などの実務を
4週間経験する授業を受けていますので、ない訳ではありません。
しかし、実際企業の開発競争の最先端で凌ぎを削って働いていた
技術屋さんとでは経験の内容が全然違います。


職業訓練校で学ぶ予定がある時、講師の先生の経歴を聞くことは
可能ですので、密度の濃い講習を受けたい時や、資格取得を一発
で決めたい時など、参考にしてもらえたらと思います。
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