2011年02月07日

秘書検定1級の試験内容と受験対策

秘書技能検定試験は、財団法人実務技能検定協会が運営・実施する検定
で一般的には「秘書検定」と呼ばれています。

秘書検定は1級から3級までランクがありますが、就職活動などで
資格として活かせるのは、秘書検定2級以上と言われています。
秘書検定2級については、既にご紹介したしましたので、今回は
秘書検定1級についてご紹介したいと思います。


秘書検定1級の試験概要と試験科目
秘書検定1級は秘書の職務について十分な理解があるか、専門的な
秘書業務の知識や技能が発揮できるかなどを筆記試験と面接で
審査します。

秘書検定1級
 筆記試験(90分)
 1.社会常識
  @仕事の進め方
 2.コミュニケーション
  @職場の人間関係、A社会人としての話し方、Bビジネス文書
 3.ビジネスマナー
  @接遇マナー、A訪問マナー、B電話応対、C交際業務、D海技、
  E郵便、Fファイリング

秘書検定1級の試験は、試験内容に英語に関する項目が加わることと、
すべての問題が記述式になっていることが特徴です。
解答が記述式という形をとるため、問題の要点を簡潔かつ的確に
まとめる力や表現力が必要とされるでしょう。

資格試験で記述式という回答方法は、選択式に比べると、本当に
知識が身についているか問われることになるといえるのでは
ないでしょうか。

また、英語は英検2級以上の実力が必要となります。
筆記試験の出題範囲は、基本的な秘書の素質についてや秘書が
行うべき仕事の範囲などの問題が出題されるでしょう。

一般知識からは、社会常識や経営学、財務や経営法務などの
基礎知識が問題になります。他にも、マナー・接遇や秘書の
技能などが試験の範囲となっているようです。

秘書検定1級では、準一級と同じく、筆記試験合格後には
面接試験も行われます。ロールプレイング形式で行われる面接は、
課題が与えられ、課題を理解して秘書業務を行うことが重要
となります。

実務をこなせる能力があるかどうかに加え、態度や話し方、
座り方、立ち方など細かいところも審査の対象となります。

秘書検定一級ともなると、難易度も高く、独学では身につけられない
知識もありますので、通信講座やスクールなどで確実に合格できる
ように学習するとよいのではないでしょうか。


秘書検定は合格率が約40%です。
ビジネスの世界で英検2級以上は、国際化時代となった現代では
秘書の必須条件とみなされています。
英語の実力を伸ばすには時間がかかりますから、英語で既に
英検2級を持っている方でしたら、秘書検定1級を受けてみるのも
自分のスキルアップとしてもいいかもしれません。
posted by 7fukujin at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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