2011年02月15日

国家資格「建築設備士」は一級建築士のパートナー

建築設備士の国家資格についてご紹介します。

建築系大学卒以外の人が一級建築士目指す時、建築設備士の資格を
取得してから受ける方が、二級建築士取得後に一級建築士目指す
より楽だと言われています。

二級建築士になってから、一級建築士の国家資格取るのが一般的
ではありますが、建築系以外の学部卒で建築関係の仕事している
人の場合には、一級建築士受けたくなったら、学習量が少なくて
済む建築設備士の国家資格はちょうど良いかもしれません。


「建築設備士」なんてなんだか聞き慣れない言葉かもしれませんが、
建築設備士は建築士法に基づいたれっきとした国家資格です。

それでは、建築設備士とは一体どんな資格なのでしょうか。

建築設備士の資格
建築設備士は、建築設備(空調・換気、給排水衛生、電気等)
の設計や工事監理を行う際に、建築士に対して適切なアドバイス
が出来る資格です。
設計業務を行うわけではなく、あくまでも建築物の計画、設計、
工事監理段階にて、法に適合した高品質な建築設備に仕上げる
のが建築設備士の役割です。

また、建築士が建築設備士に対して意見を求め、設計に反映
された際には、建築確認申請書や工事完了届にてその旨を明確
にしておかなければならないとされています。

大規模な建築物や特殊な建築物のように高度な技術が必要な
設備設計では、そのほとんどが建築設備士の意見を反映して
設計や工事監理、施工管理などを行っていると言っていいと
思います。

建築設備士の主な就職先
建築設備士の主な就職先としては、空調衛生や電気に関する
設備工事会社、建設会社、設計事務所、建設コンサルタント、
不動産会社、ビル管理会社、建築設備のメーカーなどが考え
られます。

建築設備は今後、益々高度化し、複雑になっていくはずです。
そのような設計や工事管理に関して、取得した知識や技能を
もとに適切なアドバイスを行うことが出来る、責任あるポスト
に就きたい人にお勧めの資格と言えるのではないでしょうか。


建築関係の資格も住宅設備のインテリジェント化で電気の知識が
必要になったりしますので、ニーズは高くなっていくと思います。
さらに4年間の実務経験で一級建築士の受験資格がもらえるのは
うれしいですね。
posted by 7fukujin at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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