2011年02月22日

手話通訳士の資格とは?(資格と就職先)

手話通訳士の資格をご紹介します。

今回は少し変わった種類の資格を紹介いたします。
手話通訳士と言う資格ですが、何をするのかと言うと、
資格の名称から大体想像つくでしょうが、視覚障害者への
サポートという社会的に意義の高いものです。

資格を取って、その資格の持つ力で公務員となり、役所などで
働くことを希望される方がいるとしたら、手話通訳士の資格は
一度検討されても良いのではないでしょうか。

需要はあるけど、希望者は少ない資格。
手話通訳士の資格は、世の中のニーズと供給がミスマッチして
いる一つと言えるでしょう。


手話通訳士の資格とは?(資格と就職先)

現在、聴覚に障害のある人達は全国で約29万人にも上る
と言われています。
聴覚に障害がある場合は、音声によってコミュニケーションを
図ることは困難となります。

そこで手話通訳士は、政見放送や講演会など様々な場所で手話
による通訳を行い、聴覚に障害のある人と障害のない人との
意思疎通の手助けを行っているのです。

この手話通訳士は、平成元年から始まった手話通訳の技能に関
する厚生労働大臣認定の資格となっていて、取得するためには
まず、厚生労働省厚生労働大臣認定の手話通訳技能認定試験に
合格しなければなりません。
その後、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターに登録する
ことで手話通訳士の資格を得ることが出来るのです。

手話通訳士の主な就職先としては、
▼聴覚・言語障害者福祉施設、
▼老人ホーム、
▼ボランティア団体
などが挙げられます。

手話通訳の仕事をするためには、必ずしも手話通訳士の資格が
必要というわけではありません。けれど、手話通訳士の資格を
持っているということは、手話通訳に関する高度な知識や技能を
持っていることの証明になります。

「手話奉仕員」や「手話通訳者」などに比べると、必要とされる
機会も多くなるでしょう。また、行政機関などで手話通訳の職員
などを募集する際には、手話通訳士の資格を持っているより
プロフェッショナルな人を条件にしている所が多いようです。

障害のある人の社会参加を促進するためにも、これからますます
手話通訳士が活躍する場面が増えていくことになると思います。


手話通訳士の資格についてご紹介しました。
資格取得では、難関な資格を目指して頑張るやり方もありますが、
比較的取りやすく就職にも生かせるのに人気のない資格もあります。
手話通訳士の仕事は社会的意義のある職業ですので、関心のある
方は資格取得まで、まず目指すのも良いと思います。
posted by 7fukujin at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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