転職を経験した事があれば、再就職のとき転職した事が不利になるかどうか
大体分かると思いますが、まだ一度の転職も経験がない場合には、転職した事で
採用担当の判断が不利になるように思う方もいると思います。
やはり、転職した回数は少ないほうがいいのでしょうか。
日本では終身雇用が当たり前のように言われてた期間が長かったので
転職を繰り返すような働き方には問題視されると考える人も多いようです。
就職活動で転職回数が多いと採用判断時に不利になるのでしょうか、
という疑問に対して、実際はどうかみていきましょう。
◆転職回数が多いと採用判断時に不利?
転職回数の回数が採用判断時に影響するか、というと
必ずしもそうとは限りません。
新興系の成長企業では、転職の基準が比較的ゆるやかで、それほど気にされる
ことはありません。転職をした回数よりも、その人の成果や実績、ポテンシャル
等をみる場合が多いようです。
職種によっても違いますが、分かりやすい職種で説明しますと、IT系、特に
SEの方においては、現在需要(企業側)が大変に高く、それでいながら、
供給(転職者)は少ないので、多少のことがたっても目をつぶって採用される
ケースが多いように感じます。
年齢が40代以降でならば5年おきに1社ずつ転職とういことでならば、多いと
判断はされないように感じますが、20代であればやはりネックになる可能性は
大と思われます。
▼転職回数4回あればもはや致命傷!?
では、もし現在4回以上転職をしていたのなら、どうすればよいのでしょう。
面接担当者の考えとしては、少なくとも自社で3年程度は勤務をするだろうか
という心配が出てくるはずです。
その場合には、転職理由がある程度もっともな理由であったり、貢献できる
仕事の技量が能力面で十分なアピールが行なえることで転職回数の非を回避
する事ができるかもしれません。
最悪、退職することになっても、年単位でしっかり働き、その間は十分に
仕事に貢献できる事をアピールすることで納得してもらえるのです。
特に人事部の入社を希望する場合は、成功する人事の発掘できる技量が
あるかをその場で判断するのは、大変難しくなります。
なので、早期の退社などを減点対象とする仕事では、目立ちやすいという
こともあり、どうしても、リスク回避型の考えにならざるを得ません。
従って、「自分を採用することでのメリットと、安全性(今回の転職では、
長期でしっかり働くという決意をしている旨」を十分に伝えることが必要
になると思います。
人間というのは、そもそもが「一貫性」のある人を重視する傾向にあるのも
その要素のひとつかもしれません。
ですので、転職する時に限りますが、業界も職種も変更する場合は、十分に
考えて結論を出すのが必要かと思われます。
転職回数の事が影響するかどうかについて、希望する職種による違いが
大きいと考えた方がよさそうです。
競争の激しい外資系や、IT系などは転職した回数よりは現時点での
スキル評価が重視されるようです。