取得したいのに講習代が用意できないので諦めている人がいたら、
無料でパソコン教室の3カ月コースが受けられて、しかも生活費も
返済なしでもらえるチャンスです。
雇用保険を受給できない人に、無料の職業訓練と訓練期間中の生活保障
として生活支援給付金が提供されることが決定しています。
『緊急人材育成・就職支援基金事業』というお堅い名称が付いて
いますが、ワードやエクセルなどパソコンスキルを学んで働きたいと
いう意思はあるのに、雇用保険がもらえないため、パソコン教室の
受講料が払えない理由で諦めている人たちを支援すると言う国の施策
ですから、条件が当てはまる人は是非活用してほしいのでご紹介します。
◆緊急人材育成・就職支援基金事業
実施期間:平成23年9月30日まで
実施分野:主な実施分野は医療、介護・福祉、IT分野
実施コース@職業横断的スキル習得訓練コース
A新規成長・雇用吸収分野等訓練コース
B社会的事業者等コース
緊急人材育成支援事業で用意されている講習は、比較的短期間に
習得できて就職活動で使えるスキルとなっています。
【実施例】
参考として、実際に予定されている初級パソコンコースの概要を
紹介しますので参考にしてください。
講習内容:タイピングからワード、エクセル、プレゼンテーション、
インターネット、メールなどの活用
講習期間:平成23年4月18日〜平成23年7月13日
訓練日数:3ヶ月間のべ62日
訓練時間:9時〜15時(一日5時間)
募集定員:30名
受講要件:
パソコンは経験がほとんどない人や、今までパソコンを使う仕事を
していなかったような方が、パソコンを業務で使う企業へ就職する
希望を持っているような方が対象。
訓練終了後の関連職業:一般事務、営業、販売など
※通常パソコン教室は1時間2,000円くらい掛かりますから、
一日5時間×62日×2,000円=62万円
なんと62万円相当のパソコンコースが無料で受けられるのですから、
これは国の力を借りた方が良いと思います。
■訓練・生活支援給付金
訓練・生活支援給付金の対象となる無料で受講できる職業訓練を
受ける時、生活費が用意できないという方を救済するために、
生活資金も毎月10万円もしくは12万円も支給してもらえます。
この生活支援給付金は返済義務がないので助かりますよね。
条件が当てはまる方は絶対もらうようにして欲しい支援金です。
▼給付金が受給できる条件
@ハローワークに求職登録していること。
Aハローワーク所長の勧奨を受けて基金訓練を受講する人。
B雇用保険の求職給付、職業転換給付金の就職促進手当を受給できない人。
C世帯の主な生計者であること。
D申請時点の年収見込みが200万円以下、世帯全体で300万円以下の人。
E世帯全体の金融資産合計が800万円以下の人。
F現住所以外に立地建物を所有していない人。
G過去3年間に国の給付金を不正受給していない人。
H就職安定資金融資等、類似の給付・貸付を利用していない人。
自分が訓練・生活支援給付金の該当者かどうか分からない時は、
最寄りのハローワークに電話か出向いて相談してください。