被災された地域と被災された方々が一日でも早く正常な生活に
戻れることを祈念いたします。
科学が発達した現代でも、今回の地震が予測できなかったことは
まだ我々人間の知らないことが自然界には沢山あるのだと痛感
させられます。
ニュースは地震報道一色ですが、自然災害が発生すると必ず登場する
気象庁の業務に関連した国家資格として気象予報士の資格を紹介して
いましたが、気象庁以外にも都道府県や市町村にも気象予報士の資格
を持っている人がいれば、自然災害の時に安全な行動のための指針
など立てられるので必要性が検討されるかもしれません。
巨大地震が発生して、改めて気象予報士の国家資格の重要性が認識
した次第です。
参考までに、気象予報士の国家試験の受験に関する試験概要と対策
についてご紹介します。
◆気象予報士の受験概要と対策
気象予報士の受験概要として注目したいところは、受験資格がない
というところでしょう。受験資格がありませんので、誰でも
国家試験である気象予報士を受けることができます。
▼気象予報士受験場所
気象予報士の国家試験の受験場所は、全国の都道府県のうちで
下記の6か所です。
・北海道
・宮城県
・東京都
・大阪府
・福岡県
・沖縄県
▼気象予報士の受験料
気象予報士の受験に必要な手数料は 11,400円です。
(金融機関での振込による支払いのみ)
▼気象予報士の試験内容
気象予報士の試験は、学科試験と実技試験で行われます。
9:45〜10:45 学科試験(一般知識)
11:05〜12:05 学科試験(専門知識)
13:10〜14:25 実技試験
14:45〜16:00 実技試験
◇【学科試験】・・・多肢選択式
学科試験は、気象現象や大気の力学、大気の構造などの予報業務に
関する一般知識と、観測の成果の利用や数値予測、気象災害などの
予報業務に関する専門知識などを多肢選択式で出題します。
(気象予報業務に関する一般知識)
・大気の構造
・大気の熱力学
・降水過程
・大気における放射
・大気の力学
・気象現象
・気候の変動
・気象業務法その他の気象業務に関する法規
(気象予報業務に関する専門知識)
・観測の成果の利用
・数値予報
・短期予報・中期予報
・長期予報
・局地予報
・短時間予報
・気象災害
・予想の精度の評価
・気象の予想の応用
◇【実技試験】・・・記述式
実技試験は気象概況および、その変動の把握や局地的な気象予報、
さらに、台風等緊急時における対応などについて、文章や図形で
解答する記述式です。
下記の出題項目1、2、3に関する問題に対して、記述式で解答します。
記述試験は休憩をはさんで2回行われます。
(実技試験の出題項目)
1 気象概況及びその変動の把握
2 局地的な気象の予報
3 台風等緊急時における対応
▼気象予報士の受験対策
気象予報士の受験対策としては、過去問題を徹底して潰していくと
良いでしょう。
気象予報士の試験内容は、出題が安定していると言われており、
過去の問題をアレンジしたり、そのまま出題されることもあると
言われています。
参考書や問題集を何度も繰り返し読み、同じ問題を何度もこなし、
傾向と対策を考えると良いのではないでしょうか。
単純な方法だと思われる方もいるかもしれませんが、気象予報士の
受験対策としては、過去の問題を全問正解するまでくり返し行う
ことが非常に有効だと言えます。
気象予報士の国家資格、中学生でも合格できたというような報道が
あるのは、試験問題が選抜目的ではなくて一定水準の知識があれば
合格できることを物語っています。
ですから、過去問題の繰り返し復習するのが合格への近道だと言え
ます。