建築施工管理士は建築業界で活躍できる国家資格

建築施工管理士の国家資格について、どのような資格で
就職先はどのようなところかについてお伝えします。

建築施工管理技士とは、６種ある施工管理技士という国家資格
の中の一つです。
▼（参考）施工管理技士６種
　　・建築機械施工技士
　　・土木施工管理技士
　　・建築施工管理技士
　　・電気工事施工管理技士
　　・管工事施工管理技士
　　・造園施工管理技士

建築施工管理技士は、日本国内の建設業法で定められている、
建築現場や営業所に置かなければならない専任の技術者として
認められる国家資格です。

建築施工管理技士には、１級と２級があります。

▼２級建築施工管理技士
２級建築施工管理技士では、一般建設業の認可を受けた建設業者
にて、専任技術者・主任技術者となることが出来るでしょう。

▼１級建築施工管理技士
１級建築施工管理技士では、１６業種の建築工事関係業者にて、
主任技術者・監理技術者となることが出来る資格です。
つまり、建設・建築関係の職種で現場監督となるためには
必須の資格と言えます。

建築・建設関係の業者では、各営業所や各現場に施工管理技士
の資格を持った技術者を必ず置かなければなりませんから、
建築施工管理技士の資格を持っていれば建設関係の業者への
就職で優遇されます。

２級建築施工管理技士の資格では、一般建築業者のみですが、
１級資格者であればさらにその活躍の場が広がります。

超高層建築や大型公共工事での管理も認められており、
１級建築施工管理技士と１級建築士には、管理できる
工事規模の上限が定められていません。

また、建設業の経営事項審査において、２級建築施工管理技士は
２点の評価を、１級建築施工管理技士は５点の評価を、業者が
国から受けることになり、それは業者の社会的価値を高めること
になります。

ですから、１級建築施工管理技士の国家資格は、建築関係の業者
からは大変ニーズが多い資格で、有資格者には様々な優遇措置が
設定されている業者も少なくありません。

▼建築施工管理技士の活躍できる職種
名前から想像するように、建築施工管理技士の活躍できる業界は
建築業界です。
建設会社や建築設計事務所などでは当然ニーズが高い資格です。

建設会社以外にも活躍できる業界もかなりあります。
空調設備業界や照明設備の関連業界でも多くの建築施工管理技士
を社員として確保していますので、求人応募するときに所有資格
として建築施工管理技士を持っていると、かなり有利となります。

建築施工管理技士に資格についてご紹介しました。
建設会社以外にもこの資格を必要としている業界はあるのが特徴
かもしれません。