2011年03月28日

建築模型士という資格について

建築模型士という資格について、再度お伝えします。

建築模型は趣味で作ると言うよりは、建築にかかわる実務の
一つと言った方が適切な感じがします。
建築物は構想から設計施工まで、数多くの人達が関係するもの
です。費用も億の単位の世界ですから、建築物が完成した際、
失敗したのでやり直しとはいかない厳しい世界です。

とは言うものの、建築模型は図面を見ながら模型を製作する訳
ですから、建築図面の見方など一通り指導を受ければ、大学など
建築専門の出身者でなくても建築模型の製作は可能です。


建築模型士という資格について

まず最初に断っておくと建築模型士は国家資格ではありません。
かといって民間のものでもなく、実は正式な資格としては
存在していないものです。
建築模型を作成する人を便宜上こう呼んでいるに過ぎません。

建築模型士を名乗るには、特にどこかの団体が認定している訳では
ないので、技術さえ身に付けられればすぐにでも名乗ることができ、
場合によっては名刺にも記載できます。
お手軽な反面、権威という点ではないに等しいでしょう。

ただ世間的には「建築模型士」と言った方がとおりがいいようです。
これというのも、TVチャンピオンというテレビ番組の影響が
大きいようです。

何の仕事でもそうですが専門職を名乗るには、プロと呼べる
だけの最低限の技術を身に付けていなければいけません。
建築模型は必要となる知識の専門性が高い分野です。
ただ「工作が得意・好き」なだけではとてもやっていけません。

とにかく建築の知識をしっかり持っていないと無理です。
在宅ワークで内職のようにやるにしても、フリーで自分から
営業をかけて仕事をもらうにしても、この部分をきちんと理解
しておかないとクライアントの要望どおりのクオリティが
出せません。

この専門的な点が「手先が器用」なだけでは難しくなってくる
部分だと思います。

「建築模型士」は簡単に名乗れる分、しっかりとした土台となる
建築に関する知識を持たないと、すぐにメッキがはがれてしまう
職業だと肝に銘じておいたほうがよいでしょう。


建築士が建築模型を作れば間違いないでしょうが、建築士には
建築士でなければできない業務が山ほどあります。
ですから、建築模型の製作ができる建築模型士のニーズは今後
増えていくと思います。
首都圏では電力不足に対応して自主的に暖房を止めている所も多いと言われています。
寒さに耐えて仕事している方は快適な暖房時に比べて
体力の消耗が大きいのでご注意ください。

夜間の照明が暗くて、街がゴーストタウン化
したみたいですが、今まで首都圏のあらゆる企業が
一斉に協力して省エネなどに耐えているのは
復興への強力なエネルギーとなるように思えます。

逆境に負けない日本の強さを信じて
自分に出来ることから前進していきたいと思います。
ラベル:建築模型士
posted by 7fukujin at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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