2011年03月30日

ハローワークでの失業保険手続き(2)

失業された方が失業給付金をもらうまでの手続きについて
ご紹介しています。

今回は、「失業給付金を支給してもらうための条件は何か」
という事と、雇用保険に加入していたにもかかわらず
「失業給付がもらえない場合」についてお伝えします。

働いている時は、失業した時の事はよく考えていないものです。
自分が失業したら、ハローワークに行って失業保険をもらえる
ものと信じている人が多いと思います。
ハローワークに行って、失業給付がもらえないケースもあります
ので、元気で働いている時に一度は確認しておきたいものです。


失業給付のために必要な条件と給付されない場合

失業給付金は雇用保険に加入していた人の場合、誰でも支給される
と言うわけではありません。
雇用保険の被保険者として、加入していた時の条件が揃っている
必要があります。その条件は何かと言うと、以下のようなものが
該当します。

失業給付の基本手当をもらうための必要条件

失業した時(雇用保険の被保険者が離職した状態)、失業給付の
基本手当が生活の糧となりますが、その重要な失業給付金が受給
出来るためには次の2条件を満足していなければなりません。

条件1
 本人に働く意思があって、すぐ働ける状態であるのに就職口が
 見つからずに失業していること。

 ここでポイントは、ハローワークに出掛けて求職の申込みをして
 ハローワークの紹介で求人応募とか活動していることです。
 失業者本人の就職への意思確認とハローワーク側の求人斡旋の
 努力が行われていることが必要です。

条件2
 失業となった日(離職した日)以前の2年間に、雇用保険の
 被保険者となっていた期間が通算(合計)で12ヶ月以上
 あること。

 ここで言うところの1ヶ月とは、離職した日から1ヶ月毎に
 遡った期間において、賃金支払いの条件を満たしている日数が
 11日以上ある月を1カ月として計算します。
 
条件2の例外
 特定受給資格者または特定理由離職者については、離職した日
 以前の1年間に被保険者となった期間が通算で6ヶ月以上ある
 場合でも認められます。


失業給付の基本手当が給付されない場合

就職していた時、長年雇用保険のお金を払い続けていたにも
かかわらず、ある条件に該当すると失業給付の基本手当が給付
されない場合がありますので要注意です。

基本手当が給付されない場合は、以下のような場合です。
実際の判断はハローワークの職員によって決定されます。

・病気やケガのために、すぐ就職できない時
・女性の場合ですが、妊娠・出産・育児のために、すぐ就職
 することができない時
・定年退職などの場合、少し休んでから再就職を希望している時
・結婚に伴い専業主婦のように家事に専念するので、すぐ就職
 できない時


雇用保険の失業給付の基本手当は、失業した時には絶対もらい
たいものです。それが受給条件の一つを満足していないため、
受給できないとなると残念と言うより悲劇となります。
もらえるものは、しっかりもらえるように条件をチェックして
おきましょう。

posted by 7fukujin at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ハローワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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