2011年04月01日

日商簿記検定の試験概要と受験対策について

簿記検定の受験対策についてお伝えします。

簿記検定には実施団体により検定が個々にありますが、世間一般で
簿記検定と言う時は日商簿記検定のことを指しますので、今回は
日商簿記検定の受験対策についてお伝えします。


国内には、様々な団体が個別に主催する簿記検定があります。
でも、一般的に簿記検定という場合には、商工会議所が主催
している日商簿記を指すことがほとんどでしょう。

日商簿記検定の受験は、全国にある商業系の高校・専門学校・大学を
受験会場にして行われますから、最寄りの会場を選ぶことが出来ます。

日商簿記検定の申込

日商簿記検定の受験申込は、全国の商工会議所で受け付けています。
受験料と試験時間は受験する検定の級により異なります。

▼日商簿記4級
  試験時間:90分
  受験料 :1,600円

▼日商簿記3級
  試験時間:120分
  受験料 :2,500円

一般的には、日商簿記3級から受験する人が多く、日商簿記4級を
実施しない商工会議所もあるようですので、簿記4級検定を受験
される時は受験地で開催されるか注意しましょう。

▼日商簿記2級
  試験時間:120分
  受験料 :4,500円
 簿記2級検定では、商業簿記・工業簿記に関する問題が出題され
 ますので、3級よりは早めに準備された方がよいと思います。

▼日商簿記1級は
  試験時間:180分(合計3時間)
    内訳:商業簿記・会計学についての試験が90分
       工業簿記・原価計算についての試験が90分
  受験料 :7,500円


日商簿記検定の合格ライン
 簿記検定4級〜2級
  合格基準:各級とも満点の70%以上

 簿記検定1級
  合格基準:満点の70%以上
  追加条件:商業簿記の科目で40%以上
       会計学の科目で40%以上
       工業簿記の科目で40%以上
       原価計算の科目で40%以上

日商簿記の合格ラインは、各級とも70%以上となっていますが、
簿記検定1級だけは、さらに追加条件があり、全科目で40以上を
取得しなければいけません。


日商簿記検定の受験対策

日商簿記検定の3級以下(4級と3級)であれば、商工会議所の
公式・公認の教材や市販の参考書などを使っての独学でも十分
合格可能でしょう。

日商簿記検定の2級以上は問題の難易度が高いので、通信教育、
eラーニング、受験対策講座といったわからないことを聞ける
ような勉強方法で試験対策をすると効果的です。

簿記検定は資格を取るのが目標ではないと思います。
財務・経理部門で働く時はもちろんですし、将来目標として
弁理士や公認会計士と言った高い目標を持っている方も、
簿記検定の資格取得してからの経験が重要ですので、検定は
できるだけ早くパスしてお金のプロとしてのキャリアを積んで
頂きたいと思います。
posted by 7fukujin at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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