2011年04月13日

電気工事士の資格と就職先について

電気工事士について、どのような資格で、就職先はどういった業種
か等ご紹介いたします。

電気工事士と言うと、一般の方ではエアコンを買った時などに
エアコンの取付工事でやってくる電気工事業者の方だと認識されて
いると思います。

テレビや洗濯機の据付等はコンセントにプラグを差し込んだり
アースを取り付けるくらいですので、電気工事士の資格がなくても
仕事ができます。

一方、エアコンの取付とかコンセントの増設といった工事となると、
専門知識がなくて勝手に工事したりすると、工事の不備から漏電
となって、感電や住宅の火災の原因となりかねませんので大問題
となります。

電気工事士はそういう意味で、人を感電から守ったり住宅を火災
から防ぐために欠かせない知識と技能を持った有資格の人と言え
ると思います。


電気工事士の資格と就職先について

電気工事士は電気工事士法で定められた国家資格です。

法律では、電気工事の際の事故や工事不備による災害を防止する
ために、電気工事の専門知識を持った人材を配置して工事監督を
行わなければならないと定められています。
その専門知識を持った人材として認められるのが、電気工事士
という国家資格です。

工事の内容によっては、資格保持者でなければ工事が行えない
ようになっています。

電気工事の資格には、第一種と第二種があります。
【第二種電気工事士】
第二種では一般住宅や店舗などの600ボルト以下で受電する
設備の工事の資格を得ることができます。
【第一種電気工事士】
第一種では第二種の範囲と最大電力500キロワット未満の
工場やビルなどの工事の資格を得ることができます。

▼電気工事の就職先とは
第一種と第二種の資格によってできる内容には違いがありますが、
基本的にはどちらも電気工事を行う企業の就職に有利な資格です。

簡単なところでは、一般住宅の電気工事を行う会社や建設会社、
また、大規模なイベント会場や施設の建築を行う企業や電力会社
など、数多くの就職先があるでしょう。
最近では、電気工事も行う家電販売店や工務店もありますから、
そういった就職先からの需要もあります。

実際、昨今では、技術が進むと共に電気工事の幅や質がどんどん
向上しており、電気工事士の需要も増しているといえるでしょう。
例えば、光通信のケーブル敷設に付帯した電気工事など、昔では
ありえなかった工事が新たに生まれていますから、今後もさらに
需要は増えると考えられています。

また、一種免許の取得には、実務経験が必要になるため、経験を
摘みながら資格取得を目指すことになります。


p.s.
壊滅的な被害を受けている福島第一原発ですが、福一原発の
安定休止にカギを握っているのは電気工事士の人達かもしれ
ません。
津波で海水を被った電気機器を機能回復させたり、外部電源引込
と言った工事を実際担当するのが電気工事士の方々です。

東日本大震災で被災した地域の復興にも建設業と合わせて欠かせ
ない業種が電気工事士だと思います。
posted by 7fukujin at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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