2011年04月14日

電気工事士の資格取得する方法

電気工事士の資格には、第一種と第二種の二種類があります。

それぞれ取得条件がありますが、第一種は試験に合格しても、
実務経験が満足しないと免状が交付してもらえないという
条件が課されています。

電気工事士の資格を有している方でも、多くは第二種の方で
第一種まで持っている人が少数と言うのが現状です。
それだけ第一種電気工事士の国家資格は、電気工事の知識と
技能を有していることの証でもあります。

電気工事士の取得条件について、ご紹介いたします。

第一種電気工事士
・第一種電気工事士試験合格者で、大学または高等専門学校の
 電気工学科卒業者は3年以上、それ以外は5年以上の
 実務経験を有していること。
・電気主任技術者の免状交付受理後、5年以上の実務経験を
 有していること。

第二種電気工事士
・第二種電気工事士試験の合格者
・経済産業大臣認定の第二種電気工事士認定校の指定を受けた
 指定教機関(専門学校・職業訓練学校などの養成施設)で
 必要な対象科目の修了者。

電気工事士の資格試験は、毎年1回行われます。
筆記試験と技能試験の両方に合格する必要があります。

第二種よりも第一種の方が、工事できる範囲が広い分、
電気工事のプロとして活躍できる需要は増えます。
例えば、第二種では出来ませんが第一種電気工事士の資格
があれば、500kW未満の自家用電気設備の電気主任技術者
として従事することも可能です。

ただ、仕事量としては一般的な電気工事の方が圧倒的に多い
ため、まずは第二種電気工事士を取得して、行き詰まりを
感じたり、必要性を感じてから第一種を取得するという方も
少なくありません。

いずれにしても、第一種の資格取得には、一定期間の実務経験
が必要です。試験には合格したけど、実務経験を得る条件が
ないため免状がもらえないという方もいます。
特に技術系の仕事をやっている方で、普段はデスクワーク中心
の方に多いようです。

そのような方は、自家用電気設備の電気管理などの仕事を
手伝う機会があれば、積極的に参加して実績年数を重ねると
実務経験として認定されますので検討されてはいかがでしょう。


昨今では、工事の形態や種類もどんどん多様化しつつあり、
その専門性はますます広範囲に、そして、奥深くなっており、
新たに生まれる技術がどんどん取り入れられています。

このため、状況によっては電気工事士に関連する資格のあり方も、
もっと工事内容別に細分化されるなど、変わってくる可能性も
あるでしょう。
一般的に、改定前に資格取得した場合には、その後もそれ以前と
同様の工事資格を持てることが多いですから、早めに取得して
おいた方がいい資格の一つだといえます。
posted by 7fukujin at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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