雇用保険のチェックポイントは、いくつかありますが、被保険者の
まず被保険者の区分について見ていきたいと思います。
▼被保険者の区分
被保険者の区分とは、一般被保険者と高年齢継続被保険者に関しては、
さらに「短時間労働被保険者以外である一般被保険者」や
「短時間労働被保険者」との2つに分かれています。
週の労働時間が20時間以上30時間未満であり、1年以上の引き続きの
雇用が見込まれるというのが、「短時間労働被保険者」の条件であり、
これに満たない人は残念ながら雇用保険に加入できません。
そして、パートなどの「短時間労働被保険者」になる人以外、
例えば正社員などが「短時間労働被保険者以外である一般被保険者」
となります。
第2のチェックポイントとして、雇用保険に加入していたことを
証明する被保険者証は大切に保管しましょう。
▼被保険者証
これは、就職してから、会社が被保険者としての資格の取得手続きを
ハローワーク(公共職業安定所)にて行った際に発行されます。
なお、転職しても、一度決定した各人の被保険者番号は、転職後も
変わりません。
アルバイトしかしたことがない人は、被保険者証を交付されることが
ないので、被保険者番号も無いということになりますが、一度でも
会社の社員や臨時社員となって働くと、ハローワークから発行された
被保険者番号が一生自分の大切な番号となるのですね。
転職した場合、この被保険者証を転職先に提出して新たなものを作成し、
被保険者としての記録をそのまま引き継いでいきます。
もしも紛失すると、不利な取り扱いとして、失業給付が受けられなく
なるなどの場合もあるので注意が必要です。
大切に保管してください。
雇用保険の被保険者証は大切な物なので、従業員に渡した場合、紛失
されると、会社としてはその度にハローワークへ出向いて再交付して
もらわなければならないので、普通は従業員が離職するまで会社側で
保管しています。
もし被保険者証を会社から渡されているようでしたら、万が一紛失
した場合は、すぐ会社に再発行の手続きをしてもらいましょう。
ラベル:雇用保険のチェックポイント 失業保険