2011年05月26日

保育士(保母)の資格試験概要と受験対策

保母さんと言えば女性の職業のイメージがありましたが、
保育士と名称が変わり、女性保育士はもちろん男性保育士
も増えてきています。

子供が好きな人にはぴったりの職業と言える保育士ですが
国家資格を取得しなければなりません。


保育士試験は、年に1回厚生労働省が実施する国家試験で、
筆記試験と実技試験が行われます。

筆記試験の全科目に合格した後、実技試験を受験することが
できる2段階方式となっています。

保育士の資格取得をするための方法として、保育士養成校を
卒業して取得する方法と資格試験を受けて取得する方法が
あります。


保育士養成校を卒業して保育士資格を取得する方法

保育士養成校には、4年制大学・短期大学・専門学校など
があり、定められた単位を取得し、卒業することで同時に
保育士としての国家資格も取得できます。

授業料は大学、短大いずれも年100万円くらい掛かります。

養成校は必要な単位を取得して卒業すれば、資格取得ができる
ところや実際に保育園に行って研修を行うなどの実習が充実
しており、実践的な知識や技術を身につけることができる点
も魅力です。

また、同じく保育士を目指す仲間に出会うこともできるため、
何かと心強いでしょう。卒業後の就職を学校がサポートして
くれることも少なくありません。


独学で保育士資格試験を受けて取得する場合

一方、独学で資格試験を受けて取得する場合は、メリットと
デメリットの差が大きいのが特徴でしょう。

自分のペースで勉強が進められるというメリットがあります。
それに、養成校での入学金や授業料がかからないため、
資格取得のための費用を安く抑えることも可能です。

しかし、大きなデメリットもあります。
長期間勉強を続ける強い意志と継続性が必要になりますので、
自己管理ができてコツコツ勉強が出来る人には向いていますが、
数週間で挫折しそうになる人にはお勧めできません。


保育士資格取得は養成校と独学、どちらがいい?

保育士を目指す人の中の約8割の人は養成校に通っており、
多くの保育士は養成校出身者です。
これに対して、既に社会人だったり、経済的に学校に通え
ない人、出産・育児を経験した主婦などが保育士試験を
受けているようです。

独学での合格率は11〜14%と低めですが、合格した科目は
その年を含めた3年間有効になるので、じっくり根気よく勉強
できる人であれば取得可能でしょう。
とはいえ、保育士の資格取得には様々な科目の勉強が必要に
なるので、独学よりは養成校に通った方が着実に資格を取得
できます。


保育士になりやすいのは保育士養成校に入って卒業と同時に
資格取得する方法ですが、短大の場合で授業料は2年間で
約200万円掛ります。
一方独学で勉強して試験を受ける場合は、参考書だけでは
傾向と対策が難しいので通信教育などがいいと思いますが、
通信教育は約5万円程度です。

転職して男性保育士を目指している人などには、養成校に通う
時間が取れないと思いますので、通信教育が向いていると
思います。
posted by 7fukujin at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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