2011年05月30日

自動車整備士の資格と就職先について

自動車整備士の需要が高まっています。

東日本大震災の影響で新車生産台数が減少していることや景気が
減速しているなど諸事情から、中古車(U-Car)の販売台数が増えて
います。
中古車が増えると言うことは、新車に比べて整備する頻度の高い
車が増える訳ですから、自動車整備士の仕事が増えていきます。

さらに、今年の夏の節電対応で非常用発電機の稼働が例年以上に
増えますが、非常用発電機は動力源として大型トラックなどに
使用されるディーゼルエンジンが主流となっています。
したがって非常用発電機を所有している工場やレンタル会社は
自動車整備士に依頼する頻度が増えていくことが予想されます。


需要が高まる自動車整備士ですが、どういう資格で主な就職先
はどこかについてお伝えします。

自動車整備士の資格と就職先について

自動車整備士は国家資格で、国土交通大臣の行う自動車整備士
技能検定に合格することで資格を取得することができます。

自動車整備士は一級、二級、三級、特殊整備士に分類され、
さらに細かく14種類に分類されています。
それぞれの級等により、技能のレベルや整備士の種類に違いが
あります。

三級自動車整備士は自動車の各装置の基本的な整備ができること。
二級整備士は自動車の一般的な整備ができること。
一級自動車整備士は二級自動車整備士よりも高度な自動車整備が
できることが必要になります。
特殊整備士は各分野についての専門的な知識や技能が必要です。

自動車整備士は、自動車のメンテナンスをはじめとして、
点検、分解、修理、組み立て、調整を行います。
自動車の整備を行うことで、自動車の安全を確保し、事故を防ぎ、
基準値以上の排気ガスの発生を抑えるというものです。

自動車整備工場では、従業員の4分の1以上が自動車整備士の
資格を持っていなければならないと法律で義務付けられています。
これにより、多くの有資格者は自動車整備工場やディーラー
などの自動車販売会社に就職しているのです。

2級以上の資格を持っていると、整備管理者や整備主任者として
働けるようになるため、企業からの需要も高まります。
また、自動車技術の発達により、年々自動車の構造が複雑化して
きていることから、自動車整備士にも電気自動車(EV)などに
関する高い技術も求められていますので、常に新しい知識や技術
の修得に努めていくことが必要になるでしょう。


posted by 7fukujin at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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