2011年05月31日

自動車整備士の試験概要と受験対策

自動車整備士は車社会において、ドライバーや同乗者の安全を
守るという意味で非常に重要な職業です。

日本では中古車(U-Car)を購入して乗るときに、新車同様安心して
乗れるのも自動車整備が義務つけられ、自動車整備士がきちんと
車の安全を確保してくれているからだと思います。

自動車がガソリンから、ハイブリッド…、EV(電気自動車)…
と進歩していっても、自動車の安全を確保する自動車整備士の
需要は続くことでしょう。もっとも、自動車整備士には高度な
技術の進歩に追従していくことが求められると思いますが、
機械と電気の両分野が求められるジャンルかもしれません。

車の好きな人には教育機関も充実しているので、自分の好みに
応じて選択も出来ます。


自動車整備士の国家資格について、今回は試験概要と受験対策
のことをお伝えします。

自動車整備士の試験概要と受験対策

自動車整備士の資格を取得するには、大きく3つの方法があります。

自動車整備士の資格取得方法
@:整備工場で実務経験をした後に、学科・実技の試験を受ける。
A:整備工場で実務経験をした後に、日本自動車整備振興会の
  講座を受講し、実技試験免除で学科の試験を受ける。
B:国土交通省の認定学校を卒業して、実務・実技試験免除で
  学科の試験を受ける。

自動車整備士の資格は、一般的に3級から順番に取得していく
必要があり、1年以上の実務経験後に3級を受験し合格して、
一定期間以上の実務経験経験をもった人に、2級の受験資格が
与えられます。

さらに、2級合格後、一定期間の実務経験をもった人に1級の
受験資格が与えられるというシステムです。
機械系高校や大学を卒業している場合には、実務経歴の短縮も
あります。

自動車整備士の資格を取るには、認定学校の自動車整備士の
コースで勉強する方法が一番でしょう。
実務・実技試験の免除は資格取得に有利ですし、実際に
2級自動車整備士の多くは認定学校を卒業しています。


自動車整備士の試験難易度

3級自動車整備士は、独学でも十分に合格することができる
難易度です。その際には、自動車整備振興会が刊行している
参考書を使って勉強するといいでしょう。
ほとんど全ての問題が自動車整備振興会刊行の参考書内から
出題されています。

2級自動車整備士や1級自動車整備士を独学で学習する場合は、
勉強できる環境を十分に整える必要があります。
やや難しいレベルではありますが、過去問題やテキストなどで
勉強を進めていけば学科は問題ないはずです。
また、陸運局や整備振興会が開催する講習などがある時には
積極的に参加するといいですね。

自動車整備士の資格取得を認定学校に通わずに独学で受験
することのデメリットは実務経験が必要なことで、結果的に
資格取得に時間が掛かってしまう可能性が高いことでしょう。

認定学校は時間と費用が掛りますが、卒業できれば資格取得が
確実にできる方法だと思います。
整備工場で働きながら実務経験をして、学科・実技の試験を
受けるのは、整備工場でどのような指導が受けられるかで
試験合格へのハードルの高さが変わってきます。
自動車整備士1級の指導者がいるようなところでしたら、検討
されてもいいかなと思います。
posted by 7fukujin at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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