かつては男性のみの職場であった航空機の機長や鉄道の運転手や車掌なども
機会均等の時代に対応して女性が活躍できるようになって来ています。
女性の職場広く開放されてきたのと、結婚・出産後も職場復帰できる労働
環境が整ってきているからでしょうか、女性の転職相談も増えています。
女性の転職は男性の転職と同じように行かない場合もあります。
育児などは夫がサポートできることもありますが、母親でないと
出来ないこともありますから、夫婦間での協力体制が欠かせません。
男性との違いを意識しながら、女性の転職について数回に分けて
お伝えしていこうと思います。
◆女性の転職
今の仕事よりももっと自分に合った仕事があるはず!
とキャリアアップを目指して転職を考える女性が多くなっています。
最近は仕事内容だけではなく、福利厚生制度やその仕事の勤務時間など
就業条件をみて転職先を選ぶ女性が多くなっています。
一昔前は、やりたい仕事、やりがいを持てる仕事を求めて転職する人が
多かったように思いますが、世の中の不況の流れや就職難などによって
転職に求める条件も変わってきているようです。
転職を希望する女性たちに聞いたところによると、転職したとしても
「長期就業したい」と考えている女性が多いことがわかりました。
▼転職の理由1(妊娠と出産)
働く女性に転職を考える、あるいはキャリアを見直すきっかけとなるのは
どんなことか聞いたところ、1位はやはり「妊娠と出産」でした。
女性にとって一大イベントである妊娠と出産ですが、企業によっては
「産休制度」がないとか「前例がないから取得できない」といった
ところがあるようで、出産しても仕事を続けたければ、産休制度が
整っている会社で働くことが必要となるから、出産後も仕事を続けたい
と考える女性が転職を考えなければならなくなるようです。
▼転職の理由2(結婚)
女性の転職理由の2位は「結婚」です。
結婚も女性にとって一大イベントのひとつです。
結婚することによって相手の男性の仕事の関係もありますから、
異動や転勤ができなくなるという制約も生まれます。
また結婚すると家のこともやらなければならなくなるため、独身時代
のように忙しすぎる職場で毎日残業の日々を送ることはできなくなります。
そのため忙しい職場にいる人の場合、あまり残業がなく家庭と両立
できそうな仕事を好む女性が増えてきます。
結婚したからのんびりできる仕事をしたいのではなく、結婚後も
がんばって仕事を続けたいから他の仕事に変わりたいというような
意思表示をしてネガティブにとられないようにしなければなりません。
女性の転職理由は、結婚から妊娠・出産という女性が直面する大きな
転機において考える方が多いようです。
上場企業などでは、福利厚生面で女性が職場復帰できる環境が整って
いますし、これからは中小企業でも時代に流れに合わせて整備されて
いくと思いますので、仕事を続けたい女性には転職機会も増えてくる
ことでしょう。