2011年07月11日

就職試験の小論文と作文の違いとは

就職試験では小論文が課される場合が多いのですが、小論文と作文の
違いって分かり難いかもしれませんので、違いについてお伝えします。

小論文と作文。
自分の考えで文章を書いていくので似ていますが、違いはあります。
この二つの書き方の違いを明確にしていきましょう。


まず作文とは何なのでしょうか。

小論文とは違って、作文は個人の内面や経験について問うものが一般的です。
小学校の時、夏休みの宿題でよく出された読書感想文もこれに含まれます。
また、次のような課題もジャンル的には作文と言えます。
 「私の好きな本」
 「将来の夢」
 「大学生活で一番力を入れたこと」
 「就職して一番やってみたいこと」

これらの課題は、就職や大学入試などで小論文として出題されたことも
あるでしょうが、厳密に言うとこれらは作文になると思われます。

作文は「個人的」という観点で書かれていること、これが小論文との
大きな違いです。作文は印象的だったこと、感動したことについて
その理由を明らかにしながら感想や考えを述べていきます。
だからこそ、「好きなように、気ままに」書いていけるのが作文なのです。

作文での評価ポイントは、感受性と表現力です。
感情が豊かに表現されている文が高く評価されるのです。
作文の書き方は感性しだい、ともいえるかもしれません。

しかし、感受性や表現力は持って生まれたものが生きてきますよね。
だからいつも、作文で表彰される人は決まっていませんでしたか?
多くの方は、読書で培った言葉を駆使してなんとか書いていた、
というのが作文だったのではないでしょうか。

一方、小論文に感情は必要ありません。
ですから持って生まれたものは関係ないのです。
であれば、みんなが同じスタートラインなのですから、小論文のほうが
書きやすいといえるかもしれませんね。


小論文と作文の違いについてご紹介しました。
小説のような読む人を感動させる文学的な表現は小論文では要求
されないということですね。
ラベル:就職試験 小論文
posted by 7fukujin at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生の就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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