2011年09月30日

日商簿記と全経簿記、全商簿記の違いとは?

簿記検定は人気の資格ですが、簿記検定=日商簿記と思っている方が
多いかもしれませんが、日商簿記以外にも全経簿記や全商簿記があり
ますので、どう違うのか気になるかもしれませんので違いについて
お伝えします。


▼日商簿記の特徴
日商簿記1級の特徴として注目すべき点は、その合格率の低さです。

日商簿記2級は、難易度こそ3級より大きくアップするものの、
実は合格率では3級とそこまで大きな差はありません。
受験者数は、毎年3級の半分強ですが、その中の20〜40%は合格して
います。50%を越えることはまずありませんが、20%を切ることも
滅多になく、しっかりと勉強していれば十分に合格できます。

一方、1級の合格率は、毎年総じて10%前後と一気に下がります。
バラつきがある2級までと違い、1級の合格率は10%前後でほぼ固定
されています。それだけ難関の資格と言えますね。
受験者数も2級の4〜5分の1程度です。そこまで厳選されても、
尚この合格率なのです。
いかに難しく、また狭き門であるかがわかるデータとなっています。


▼全経簿記とは?
そんな日商簿記1級と、ほぼ難易度で同程度と言われている簿記検定が
他にもあります。それは全経簿記の「上級」と呼ばれる検定です。

全経簿記には4〜1級に加え、その上に「上級」という特別な等級が
存在しています。この上級を取得すると、日商簿記1級と同様、
税理士試験の受験資格が得られます。

そういう意味でも、全経簿記上級と日商簿記1級の二つの検定試験
に関しては、同等レベルと言えるでしょう。


▼全商簿記とは?
全商簿記には、日商簿記1級や全経簿記上級と並ぶ等級レベルの
検定はありません。
全商簿記の1級は、日商簿記2級、全経簿記1級の会計・工業簿記
と同等と言われています。そのため、税理士等の職業を目指すなら、
日商簿記か全経簿記の簿記検定試験を受ける必要があるでしょう。


簿記検定3種類の違いについてご紹介しました。
簿記検定試験には日商簿記、全経簿記、全商簿記の3検定があります
が、就職や転職で一目置かれるのは、日商簿記1級と全経簿記上級の
2つと言えるようです。
簿記に関心があって資格取得を目指すのであれば、この二つを目標と
して頑張りたいところですね。


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posted by 7fukujin at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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