日本の企業も事業のグローバル化で社員に国際化に対応した
感覚を求めるようになって来ています。そうなると、今までの
常識みたいなものが世界的にみれば日本固有の文化であったり
しますから、世の中の流れを感じ取って合わせていく必要が
あります。
就活の自己PRも欧米風のやり方に近づいていくのでしょうか?
自己PRのポイントについて見ていきたいと思います。
◆就活における自己PRの上手なやり方とは?
日本人は元々、自己PRが下手と言われています。
それは、「謙遜」という日本独特の美徳を子供の頃から刷り込ま
れているため、何事においても「僕が・私が」と自分を押し出さず、
一歩下がって控えめに答えるという風潮があるからですね。
ひとつの例としてよく挙げられるのが、手土産を渡すときに
「つまらないものですが」といって手渡すのを海外の人達は
理解出来ないと言います。
「上手ですね」と言われたら、「それ程でもありません」と答え、
自分から「上手です」とは言わない。それは日本人としての美徳の
面からは、とても素晴らしい文化の一つと言えますが、就職活動の
自己PRにおいては、それでは不利になってしまうことも少なく
ありません。
特に、グローバル系の企業では、その言葉通り「出来の悪い人」
と受け止められかねないのです。その反面、自慢話になっては
心象が悪くなるという一面もありますから、自己PRはとても
難しいですよね。
自己PRでは、「何が出来るか」を聞かれているようでいて、
実は目的はそれでない事のほうが多いです。
「○○が得意になるために、どんな努力をしたか」、あるいは、
「それ以外にもこういう面で勉強になった・人間性を高められた」
といった話が求められています。
ですから、自慢できるところだけを話すのではなく、失敗によって
成長できたといった話のほうがむしろ良い場合もあります。
スポーツが得意で素晴らしい成績だった事を強調するのではなく、
スポーツで鍛えた忍耐力や仲間との協調力をより強調すべきです。
就職活動における自己PRのポイントについてご紹介しました。
履歴書に書いてある内容で部活動などでは成績もさることながら、
メンバーとの協調性などが企業にとって参考となりますので、
みんなと協力して何々やれたことが嬉しかった、というような
お話をすると良いと思いますね。