2012年01月06日

雇用環境の変化がもたらす就職難とは?

就職氷河期で苦労している学生などを見ると本当に辛いですね。
小学生に入る以前から受験などで苦労してようやく学生を卒業して
社会人として働くために就職先を探す段階になって、就職氷河期
という自分たちでコントロールできない壁にぶつかっています。

就職活動は労働者側が強い時代では、学校に来る求人情報だけでも
十分就職できた頃とは雲泥の差です。
そのような時代に就職した人達は、今の若者の苦労は想像できても
体験していないので、良いアドバイスが与えてやりたくても方法が
分らず、ただ傍観しているのが現状の人も多いことでしょう。

就職氷河期は、まだまだ続いていくでしょうから、この就職難の
時代を乗り越えるには、「自分力」を高めていくしかないのかも
しれません。
インターネットで大抵の情報は入手できるようになりましたが、
逆に良い情報を精査する目が必要となっています。
就職活動も自分は何をやりたいのか、自分に問いかけて、後で後悔
しないよう、自分に正直な就活を行ってほしいと思います。


雇用問題と就職難について

ある意味、雇用問題の最も基本的な部分といえる就職難。

2000年代に入ってから、就職氷河期とも言われる時代が長らく続いています。
就職氷河期では、多くの若年層の人達が就職難で苦しい思いをしています。
また、これは何も若者だけの問題ではなく、リストラ等によって職を失った
中高年が再就職をする上でも、非常に大きな障害となっています。

それでは就職難となっている原因は何かと言うと、それはお気付きかと思い
ますが、就職難の背景にあるのは、いうまでもなく景気の悪化です。
経済が沈んでいる以上は、なかなか根本的な解決策は見出せず、様々な
対策は講じられているものの、それが実を結ぶという事はほとんどない
のが現状です。

一番の問題点は、産業の空洞化にあります。

日本は戦後からずっと、産業国として栄えてきました。
資源に乏しく、国土も広くはない中で、技術を鍛え、品質面でも世界最高
レベルの製品を作り、それを売りにしてきたのですね。その結果、多くの
産業を生み出し、潤沢な国となりました。それがなぜ、近年のような状況
になってしまったのか。
その理由としては、海外に生産拠点が移った事が挙げられます。

日本国内と比較し、海外にはより安い賃金で雇用できる環境が存在します。
そのため、多くの企業、特に大企業に至っては、ほとんどの分野において
海外への発注を行っています。
この結果、国内において必要な人材の数は減り、就職難という構図が出来
上がってしまうのです。
この流れは、雇用問題の根本的な原因のひとつと言えます。

国内における労働力の必要性が低い環境においては、雇用状況が悪化
するのは目に見えています。この状況の改善こそが雇用問題の改善にも
つながるのですが、有効な対策が練られていないのが現状です。


大きな変化が起きています。
変化は注視しながら、自分の能力を高める職業訓練などを受けて
企業側から採用したい人材になりたいものです。


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posted by 7fukujin at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生の就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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