「500kcalで満腹になるレシピ」が本として出版されたのが好評で、
タニタは東京丸の内にタニタ社員食堂のレシピと同様な食堂をオープン
しました。
タニタの社員食堂レシピの優れているのは、500kcalというダイエット
向きな低カロリーなメニューであるのに美味しくて満腹感も得られる
という点が優れています。
タニタの社員食堂レシピが成功している理由は、管理栄養士が栄養や
カロリーだけでなくて味と満腹感まで考えたレシピを考えたことでしょう。
管理栄養士の職業がこれほど注目されるのは初めてではないでしょうか。
そこで、管理栄養士の国家資格について、もう一度復習してみたいと思います。
◆管理栄養士の国家資格とは?
栄養士と言う言葉は、みなさんよく耳にする機会があると思いますが、
その上に管理栄養士と言う資格がある事を御存知ですか?
管理栄養士とは、栄養士以上に専門的な栄養学をマスターし、国家資格試験に
合格して厚生労働省の管理栄養士名簿に登録された人に与えられる資格です。
管理栄養士と栄養士では、何が違うのかというと、ただ単に専門知識の差
だけに留まりません。本来、栄養士であれば、給食の献立の立案や栄養相談、
栄養管理等の仕事をする事が出来る事になっています。
しかしながら実態はどうかと言いますと、実際には、給食調理や材料の発注等、
調理師と変わらないような仕事をしているのが実状です。
調理師としてでなくて栄養士として働きたいと思っている方でしたら、
管理栄養士の国家資格を取得しなければ、自分がやりたいと思っている
仕事内容とかけ離れた仕事を我慢しながら続けることになります。
そこで、よりステップアップして、栄養士よりも上の国家試験である管理栄養士
の資格を取得する事によって、給食の献立を考えたり栄養管理を行ったり、
講演等で栄養学について話したりする事まで出来るようになるのです。
◆管理栄養士の就職先は?
管理栄養士の就職先としては、給食や食事の献立を作成する事が出来る職種と
なります。また、栄養学などの専門知識から、栄養相談に応じる事が出来る、
と言った専門職としての扱いとなりますので、就職の際も有利になります。
就職先も大きな施設が該当するようになるでしょう。
最初は大きな施設などで経験を重ねて、専門知識と経験から、フリーとして
開業出来る可能性もあります。
職場によっては、管理栄養士の資格を取得する際には補助金を支給したり、
無事に資格が取得出来た場合には資格手当てを支給したりする所もあるよう
です。既に勤めている方で、管理栄養士の資格取得を考えている方は。勤務先の
資格取得に関係する報奨金など確認された方がよいでしょう。
管理栄養士の国家資格は就職先にも、仕事内容にもメリットのある資格と言え
そうです。それに、これから生活習慣病の増加や高齢化が進み、管理栄養士の
役割も重要視されていくかもしれませんね。
