2012年02月01日

ニートと職業訓練の関係とは?

ニートと職業訓練の関係について、見ていきたいと思います。

ニートの人は、職業訓練も受けていない人のことを指しますので
ニートと職業訓練は関係がないような印象もありますが、ニート
だからこそ、職業訓練を受けて就職への足掛かりとしてもらいたい
ところですが、現行の職業訓練では難しい一面もあります。

職業訓練は雇用保険に加入していた人が、失業した時、再就職の
ために失業保険を受給しながらポリテクセンターなどの施設で
スキルアップすることを目的に設置されています。

今まで働いたことのない人(雇用保険の未加入者)でも、
ハローワークが有効に機能するような制度ができなければ、
ニート問題も解決する方向が見いだせないと思いますが、
そのような時代まで時間が掛りそうです。


「ニート」と言う言葉ですが、2000年代中頃から盛んにメディアを
通して使われる機会が増えています。ニートも当然ながら、社会問題
となるくらい雇用問題の一翼を担っています。


ニートとは、要するに「仕事を全くしていない人」を指す言葉です。
もっと具体的にいえば、
 「教育」・・・(学生でない)
 「労働」・・・(働いていない)
 「職業訓練」・・・(就職に役立つ職業訓練を受けてない)

の三つの状態のいずれにもあてはまっていない人ですね。


フリーターは、アルバイト等の立場で仕事をしているのに対し、
ニートは一切仕事をしておらず、仕事に就くための準備もしていない人
という事になります。


ニートは、若年層を中心に年々増加傾向にあります。
理由はいうまでもなく就職難にありますが、それだけには留まりません。
大きな理由のひとつとして、「他人と接する機会が減った」という事が
挙げられます。

この事については、世の中が情報世界になってきたことが大きく影響
していると言われています。

現代社会において、インターネットの発達に伴い、様々な事が家の中に
居ながらできるようになりました。顕著なのは、買い物ですね。

通信販売を利用すれば、外出しなくても買い物ができます。
そういった状況が整備された事で、ひきこもり体質になる人が、かなり
増えています。しかもこれは、若年層に限らず中高年にも見受けられる
傾向で、これがニート増加の呼び水になっているようです。

このようなニートとは別のタイプのニートもいます。
働く意思はあるのだけれど、適当な就職先が見つからないというような
タイプのニートですね。


同じニートでも、「仕事をしたいけど見つからない」という求職型、
まったく求職活動をしていない「非求職型」に分かれており、非求職型は
かなり増えています。

これは、単純に無気力型の人間が増えたというだけでなく、

「どうせ理想の職場は見つからない」

という諦めからも来ているので、雇用問題としても大きな問題となって
います。


ニートの人が最初から就職を諦めているかと言えば、必ずしも
そうではないと思います。インターネットの発達で、就職しなくても
働く方法も増えてきていますが、誰でも上手く行くかと言えば、
上手く行かない方が多いのも事実です。

ニートの人やフリーターの人が、もっと利用しやすいハローワーク
や職業訓練校が整備されることを期待したいところですが、ニート
の人たちも、無料で受けられる職業訓練が用意されたりするので
ハローワークの情報等を携帯電話でチェックしておくと良いかと
思います。

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posted by 7fukujin at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ハローワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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