2012年02月08日

皇宮護衛官の資格とは?

皇宮護衛官の資格について、ご紹介いたします。

就職氷河期の時代には、公務員への就職を目指す方が増える傾向が
あります。公務員の中では、自衛隊や警察官は比較的なりやすい
公務員と言われていますが、採用されてからの訓練等がきつくて
すぐ離職する比率も高いので、適性が大きく影響する業種と言えます。

今回は警察官ではありませんが、内容は警察官と同様な公務員として
皇宮護衛官がありますので、警察官との違いなどお伝えさせて頂きます。


皇宮護衛官という資格は、あまり聞きなれない名称ですが、
一体どのようなものなのでしょうか。

皇宮護衛官とは、天皇・皇族の護衛、皇居、御所、御用邸などの
護衛・警備をする国家公務員を言います。

警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属しています。
本部は皇居内にあり、警察官ではありませんが、司法警察職員として
職務を行っています。

皇宮護衛官は、皇宮警視監、皇宮警視長、皇宮警視正、皇宮警視、
皇宮警部、皇宮警部補、皇宮巡査部長、皇宮巡査(皇宮巡査長を含む)
の8階級に分かれています。
皇宮という接頭語が付いていますが、警察官で良く聞く職位と
同じようになっています。


皇宮護衛官になるには、皇宮護衛官採用試験を受験し、合格しなければ
なりません。受験は誰でもできるものではなく、年齢制限があります。

受験者の多くは男性ですが、女性も受験OKなので、我こそはと思う
女性の方は、チャレンジしてみたらいかがでしょう。

試験は毎年1回、一次試験と二次試験があります。
この試験に合格し、皇宮護衛官として採用されると、皇宮巡査に任命され、
皇居内(東京)にある全寮制の皇宮警察学校に入校して、研修を受ける
ことになります。

皇宮警察学校での研修終了後、正式に護衛署に配属されて、皇居や
御用邸の決められた場所で警戒勤務にあたったり、皇族が外出する
ときの身辺護衛を行ったりします。

そんな皇宮護衛官ですが、合格の難易度は、はっきり言って高いです。

採用人数が二十数名と少ないところに、30倍とか40倍の申込者が
いるため、合格率は3〜4%程度の狭き門となっています。
ちなみに、平成22年の合格率は2.7%でした。

非常に狭き門の皇宮護衛官の年収は、約630万円です。
初任給は平成23年で、190570円となっています。
経験を積んでいけば、外国国賓の護衛や大使の護衛に従事できる他、
皇族の海外訪問にも随行できるなど、国際的にも活躍できる仕事と
言えるでしょう。


皇宮護衛官の資格と採用後の仕事についてお伝えさせていただきました。
警察官への就職に関心のある人たちにとって、皇宮護衛官は最も難関の
公務員と言われています。難関ですが、皇族や外国からの国賓に接する
機会の多い公務員ですので、警察関係の職業では最も華やかな場面での
仕事が多いのが特徴となっています。

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posted by 7fukujin at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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