2012年02月13日

就活氷河期で考える雇用問題の根本的課題とは?

就職氷河期の学生を見ていると、大変だなと思うのと同時に、どうして
そんなに多くの会社訪問をしているのか疑問に思うこともあります。


かつて、企業側は優秀な人材を獲得したいから青田買いなどと言われた
先手必勝型の求人活動で、学生を優秀な学生を確保していた時代があり
ました。現時点でもないとは言いませんが、表面上は活動が自制されて
います。

学生も就職先が早くから決まってしまうと、勉強に力が入らない人も
出てきます。企業の技術系部門で採用を考える時、20年前くらいの
学部卒程度の知識を持った学生は、最近では修士卒で考えていかないと
適当な人材がいないと言われています。

現在の学生は必要以上に就職活動に時間を費やすように仕向けられており
このことが、学生の学力低下を招いているのでは、本末転倒です。
日本の技術力が国際競争において劣勢に立たされる頻度が高くなって
しまいます。


前置きが長くなりましたが、就職氷河期に起きている雇用問題ですが、
求人募集側と求人応募側に明らかにミスマッチがあって、その溝は年々
解消するどころか深まってきているのではないでしょうか。


就活氷河期で考える雇用問題の根本的課題とは?

雇用契約によって社会は成り立っていると言っても良いくらい、
雇用というものは社会全体において重要な意味を持つ契約です。

この制度が整備されているからこそ、企業や会社といった組織は成立
しています。そのため、雇用問題が発生している現状においては、
その基盤が揺らいでいると言っても過言ではないでしょう。


ではなぜ、雇用問題が生じているのでしょうか。

その背景には、根本的な問題があります。
雇用に関しては、実は様々な視点による解釈がなされています。

最も多くの人の共通認識としては、
「雇用とは企業側が主導権を握っているもの」
というものです。

つまり、使う側が使われる側に対し、人材を選ぶ権利を持っている
という解釈ですね。これは当然、ほとんどのケースにあてはまります。

実際、面接などの就職試験を行う時点で、既にその関係が成立して
います。いわゆる「経済的従属性」であり、お金を出している
資本側が強いという構図です。


その一方で、雇用は両者の関係がフラットであるべき、という視点も
存在します。これは民法上の解釈ですね。

雇用する側、労働者側の両者は対等であり、それぞれの自由意思に
よって契約は成立しているという考えなので、当然その契約には
お互いの意思を尊重する必要があります。

つまり、勝手に辞めたり、突然辞めさせたりする事は許されない
という事になります。
ですが現実として、突然会社をクビになるというケースは、決して
珍しくはありません。こういった根本的な解釈と現実との間に歪みが
生じている事が、雇用問題の最大の原因といえるでしょう。


日本は欧米諸国に比べると、突然クビになるケースは少ない方です。
最近では労働組合によるストライキも殆ど聞いたことがありません。
しかしながら、経済の国際化で日本企業も背に腹は代えられなく
なって来ています。

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posted by 7fukujin at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 学生の就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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