2012年02月24日

Webで広がる障害者雇用とは?

障害者の雇用環境が大きく変わって来ました。
障害者の就職問題について考えてみたいと思います。


健常者と違って、障害者の雇用環境は厳しいものがあります。
車椅子を必要とする障害者の人は、工場の現場で働くには
身体的ハンディキャップから、出来る仕事が限られます。

足の不自由を除けば健康なので、もっと働きたいと思う方でも
障害者ということで、採用がなかなか決まらないというケース
も見かけました。

しかし、ウェブ環境の発達で、障害者の雇用問題は大きく改善
されるようになって来ました。企業のデスクワークでの業務形態が
パソコンを使用する業務が主流となっています。
パソコンに向かって行う仕事となると、健常者と障害者の区別は
ほとんど問題とならなくなります。

障害者の方は就職活動において、身体的ハンディキャップがあっても
積極的に採用をしている企業を探せば、以前から比較すると格段に
見つけやすくなっています。


制度から見た障害者の雇用問題

長らく社会問題となっていた障害者の雇用問題は、近年においては
だいぶ意識改善されてきており、多くの制度、助成金、奨励金
といったものが制定されています。

これによって、数字上における「障害者の雇用状況」はかなり改善
されてきており、障害者を受け入れる職場は確実に増えてはいます。

ただ、障害者の雇用問題は、制度が整備されれば解決するという
簡単なものではありません。そういう意味では、近年においても、
まだまだ対策としては不十分だといえます。

障害者の雇用に関して問題となるのは、受け皿の広さだけに留まり
ません。実際に働く事になった障害者に対して、同じ職場で働く
周囲の人たちがどのような意識で接するのかという点にあります。
また、障害者が働く上での環境作りに関しても同様です。

たとえば、健常者が大半を占める職場において、障害者が差別を
受ける事なく、他の労働者と同じように仕事ができる環境は、
現代においてもなかなか確立されていません。

制度や支援が充実する事で、表向きに
「障害者が住みやすい社会になった」
という事はできますが、実態はかけ離れたところにある…
というのが現状です。

重要なのは、あくまでも一緒に働く人たちの意識です。

この解決策として、自立支援プログラム等が行われています。
障害者への直接的な支援だけでなく、その周囲を支援する事で
環境改善するという試みです。こういった対策からもわかる
ように、本当に必要なのは健常者の意識改善なのです。


障害者の就職活動について見てきましたが、障害者の自立には
周囲の理解とサポートが欠かせません。
また、障害者本人もパソコンスキルを向上させるなど、積極的な
取り組みが必要だと思います。


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ラベル:web 障害者 雇用
posted by 7fukujin at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ハローワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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