2012年03月10日

税理士以上?国税専門官の受験概要と対策とは

確定申告の時期、税務署は大変混雑しますが、税務署で税の
専門家として働くためには国家資格が必要となります。
その資格として国家資格に「国税専門官」があります。

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国税専門官の試験の難易度ですが、国家U種(大学卒業程度採用)
と同じ程度のレベルとされていて、国家T種よりもレベル的には
易しくなっています。

◆試験の概要としては、
▽受験資格
 ・受験する年の4月1日現在の年齢が21歳以上29歳未満の者。
 ・または、年齢が21歳未満で大学を卒業した者、及び、翌年3月
  までに大学を卒業見込みの者。
 ・または、人事院が受検資格有と認める者。

▽試験内容
 ・第1次試験と第2次試験

▽試験日程
 ・1次試験が6月中旬、
 ・2次試験が7月下旬です。

◆国税専門官の受験対策
 試験の対策としては、国税専門官が本命の場合には、会計学と
商法の勉強をしっかりとやっておかなければなりません。通常、
公務員試験を受験する場合には、併願受験を考えるものです。

でも、国税専門官以外の公務員試験には、この会計学と商法の
問題はほとんど出題される事はありません。そう言った事から、
会計学と商法は国税専門官受験専用の科目と言っても過言では
ありませんので、きちんと勉強しておきましょう。

また、9科目から4科目を選択する択一式専門試験の選択科目に
ついては、出題の難易度にある程度のバラツキが見られます。
出来るだけ正答が得られそうな科目を選択出来るように、平均して
勉強しておく事をお勧めします。


国税専門官の試験では、人物面においても優秀な人材を確保する為、
人物試験の成績を得点に換算して、筆記試験の成績と合計する事で
合否を判定するようになっています。
学力だけではなく、日頃から人間力を磨く努力をする事も、国家資格
である国税専門官試験の受験対策と言えるのではないでしょうか。


税務署で確定申告の方法はE-taxというパソコンで行うシステムが
導入されています。確定申告用のカードリーダーなどを購入して
登録すれば、自宅でも確定申告はできますが、年に1回しかない
上に、税務署では無料でアドバイス受けながら申告出来ることから
税務署に行って行う人が主流です。

実際お手伝いしているのは、税務署から臨時職員で雇われている
税理士の方が中心で、税務署の職員は税理士からの問い合わせに
対応しているような状況です。
そいう意味でも、税理士より国税専門官の方が国税の専門家という
のは明らかですね。
posted by 7fukujin at 10:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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