2012年04月23日

国家公務員「一般職試験」の試験概要と受験対策とは?

国家公務員試験が今年から大きく変わります。新しい制度で最も受験者が
多いと予想される『一般職試験』について、試験概要と受験対策について
お伝えさせていただきます。

国家公務員と一口で言っても、仕事内容は職種によって全然違います。
従来の国家公務員採用試験は、T種試験、U種試験、V種試験となって
いましたが、T種試験採用者がキャリア組と呼ばれて特別な位置づけで
した。キャリア組はどの試験区分で何年度に採用されたかで、エリート
コースが約束されたかのような印象でした。


人事院ではキャリア・システムの問題点を改善し、採用後により一層
能力を発揮してもらうことと、その実績に基づく昇進選抜が行われる
ように改善されました。当面は従来の慣習が残るでしょうが、将来的
には徐々に改善されていくでしょう。



前置きが長くなりましたが、今年度(2012年)から始まる国家公務員
採用試験の一般職について、試験概要と受験対策は以下のようになります。

国家公務員「一般職試験」の試験概要と受験対策とは?


【試験概要】
2012年度から始まる新しい試験制度である一般職試験、試験の概要
と受験対策を簡単に説明しましょう。


一般職試験は、「大卒程度試験」と「高卒者試験」に分かれます。
大卒程度試験では、試験区分が、行政、電気・電子・情報、機械、
土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学に分けられ、
それぞれ1次試験と2次試験があります。


1次試験は、基礎能力試験、専門試験(択一試験と記述試験の2つ)、
2次試験では、人物試験(面接)が行われます。
1次試験は6月、2次試験は7月、最終合格発表は8月です。


一方、高卒者試験は、事務、技術、農業、農業土木、林業の試験区分に
分けられ、1次試験と2次試験があります。事務区分では1次試験に、
基礎能力試験、適正試験、作文試験が、2次試験で人物試験(面接)が
行われます。そのほかの区分では、1次試験に基礎能力試験、専門試験、
2次試験で人物試験(面接)が行われます。
試験日は1次試験が9月、2次試験が10月、最終合格発表が11月
となります。


【受験対策】
国家公務員一般職試験の受験対策としては、的を絞って必要なところを
勉強することです。試験の範囲が非常に広いため、すべてを徹底的に
勉強することは到底無理で、効率が悪くなります。ポイントを押さえ、
試験にあわせてより掘り下げた学習をするといいでしょう。


過去問をやるのも、自分の苦手なところを知る上ではオススメです。
また、いつまでにここを学習するというように計画的に勉強することも
大事です。直前になってあわてないためにも、早い段階から余裕を持った
計画を立てるといいですね。できれば、公務員を目指す仲間がいた方が、
モチベーションも上がるし、情報の交換もできます。受験仲間は予備校や
公務員対策スクールなどを利用すればすぐできるでしょう。

ひとり孤独に耐えながら勉強するやり方もありますが、受験仲間と情報
交換しながら取り組んでいく方が楽しく勉強できるでしょう。


国家公務員の一般職試験についてご紹介いたしました。
民間企業では大半の企業で成果主義の導入が行われていますが、
国家公務員についても世の中の流れに沿った改革が実施されてきた
感じがします。

国家公務員に対して官僚的なイメージの強かった女性の方も、
これからは志願者が増えていきそうな気がします。
大臣をはじめ、中央官庁でも女性の管理職の方が活躍しています。
女性の志願者が増えることで活性化されていくのではないでしょうか。


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posted by 7fukujin at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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