2012年04月28日

弁理士の資格と就職先とは?

弁理士の資格についてお伝えさせていただきます。
特許侵害で日本の大手メーカーが外国企業から多額の
賠償金を請求されたりするようなニュースをよく聞く
ようになりました。

インターネットの普及で、情報伝達がものすごく早く
なってきていますから、特許のような工業所有権を
取り扱う弁理士の需要は大企業では欠かせなくなって
います。


弁理士とは、知的財産権に関する出願手続代理を行った
り、知的財産権やそれに関わるさまざまな権利をめぐる
紛争などにおいて、法律で定められた手続を権利者の
立場から行う知的財産権の専門家です。
分かりやすく言うと、特許、実用新案、意匠、商標など
の知的財産権のスペシャリストです。

弁理士になるには、国家試験に合格しなければなりま
せん。また、弁理士が取り扱う知的財産権とは、工業
所有権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)および
著作権などの総称で、知的財産権に関して弁理士が行う
仕事は、弁理士法に規定されています。


◆弁理士の仕事内容

具体的な弁理士の仕事は、主のものに3つあります。
まず、弁理士本来の業務です。これは知的財産権を権利
化するため、特許庁に代理で出願手続きをしたり、それ
らの取り消し、または、無効とするための異議申立の
手続きです。それに、紛争処理業務も行います。

これは知的財産権を侵害する物品の輸入差止手続の代理
業務や、知的財産権および特定不正競争に関する仲裁・
和解の代理業務です。そして、知的財産権、または、
技術上の秘密の売買契約といった取引に関連する業務も
重要な業務となります。


◆弁理士の就職先と報酬

弁理士の就職先は、特許事務所や一般企業の知的財産部
門などです。弁理士の需要は上場企業の集中する大都市
部にあるため、東京と大阪を中心とした大都市部がほと
んどで、地方ではあまりありません。

弁理士の収入は普通のサラリーマンと比べると高く、
平均年収は600〜700万円です。事務所や企業に勤
めた後などに、自分で特許事務所を開業する人が多いの
も弁理士の特徴といえるでしょう。


弁理士の資格についてご紹介させていただきました。
難関資格の士業の一つですが、弁護士などから見ると、
合格しやすいようです。弁護士のように人の恨みを買
うようなリスクを覚悟しなければいけない資格に対して
弁理士は工業所有権という知的財産が相手ですので、
その辺の事情をもとに弁理士を目指す方もいるのでは
ないでしょうか。

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ラベル:弁理士 資格
posted by 7fukujin at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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