特許侵害で日本の大手メーカーが外国企業から多額の
賠償金を請求されたりするようなニュースをよく聞く
ようになりました。
なってきていますから、特許のような工業所有権を
取り扱う弁理士の需要は大企業では欠かせなくなって
います。
り、知的財産権やそれに関わるさまざまな権利をめぐる
紛争などにおいて、法律で定められた手続を権利者の
立場から行う知的財産権の専門家です。
分かりやすく言うと、特許、実用新案、意匠、商標など
の知的財産権のスペシャリストです。
せん。また、弁理士が取り扱う知的財産権とは、工業
所有権(特許権、実用新案権、意匠権、商標権)および
著作権などの総称で、知的財産権に関して弁理士が行う
仕事は、弁理士法に規定されています。
まず、弁理士本来の業務です。これは知的財産権を権利
化するため、特許庁に代理で出願手続きをしたり、それ
らの取り消し、または、無効とするための異議申立の
手続きです。それに、紛争処理業務も行います。
業務や、知的財産権および特定不正競争に関する仲裁・
和解の代理業務です。そして、知的財産権、または、
技術上の秘密の売買契約といった取引に関連する業務も
重要な業務となります。
門などです。弁理士の需要は上場企業の集中する大都市
部にあるため、東京と大阪を中心とした大都市部がほと
んどで、地方ではあまりありません。
平均年収は600〜700万円です。事務所や企業に勤
めた後などに、自分で特許事務所を開業する人が多いの
も弁理士の特徴といえるでしょう。
難関資格の士業の一つですが、弁護士などから見ると、
合格しやすいようです。弁護士のように人の恨みを買
うようなリスクを覚悟しなければいけない資格に対して
弁理士は工業所有権という知的財産が相手ですので、
その辺の事情をもとに弁理士を目指す方もいるのでは
ないでしょうか。
