えている方が多いと思いますが、会社を辞めた後でも
出産手当金を正式にもらえる方法があります。
についてお伝えさせていただきます。
したとき健康保険から支給される出産手当金がありま
す。この出産手当金は健康保険に入っていなければ、
もらえないので、会社を辞めた場合には支給されない
と考えていたら損をします。健康保険の支給条件範囲
にある正式な方法ですので、離職と出産を同時期に予
定している方は検討された方がよいと思います。
健康保険の出産手当金がもらえるかどうかを確認する
時は、出産手当金を受け取ることができる対象者とな
る条件を確認することになります。
▼出産手当金の支給対象者
出産手当金がもらえる方は、次の項目①から⑤に該当
している正社員、契約社員、パート、アルバイトの人
が対象となります。
①．勤務先の健康保険に加入しており、産休の間も
健康保険料を支払っている。
②．勤務先の健康保険に継続して１年以上加入して、
出産が退職翌日から６か月以内であった。
③．勤務先の健康保険に継続して１年以上加入して、
退職時に任意継続をして、任意継続中に出産した。
④．勤務先の健康保険に継続して１年以上加入して、
退職時に任意継続をし、その任意継続を辞めてから
６か月以内に出産した。
⑤．勤務先の健康保険を加入後１年未満で退職したが
任意継続をして特定の条件を満たしている。
会社を退職しても、出産手当金がもらえるケースは、
上記項目②から⑤の該当者です。「会社を３か月で辞
めた場合」は項目⑤に該当します。それでは、３か月
で会社辞めた人がどんな条件を満たせば、出産手当金
をもらえるのでしょうか。
健康保険の任意継続とは、退職した後２年間継続して
健康保険に加入できる制度です。なお、任意継続する
と、会社がこれまで２分の１を負担してくれた保険料
部分を、これから自分で負担しなくてはならないので
保険料はこれまでの２倍になります。
の被保険者期間があることです。したがって、会社を
３か月で辞めたけど、健康保険を利用したい場合は、
任意継続することができます。
任意継続中の出産では、次の点に注意しましょう。
中の出産だけでなく、任意継続期間が終了して６か
月以内でも対象になります。
継続期間中の出産だけが対象です。任意継続期間の
終了後は、産前42日分は対象となりますが、産後の
56日分は対象となりません。
２倍負担する必要があります。しかも原則として任意
継続は２年間加入することが前提です。
夫の扶養に入れる場合は、保険料の負担はなくなるの
で、その保険料の負担との兼ね合わせを考慮しないと
出産手当金が支給されても、トータルで考えたら得に
ならなかった、ということもあります。
出産手当金額から保険料の合計を引いたらマイナスに
なってしまっては、任意継続の意味はありません。
お伝えしました。会社を辞めた後、夫の扶養になるの
か、離職後２年以内に出産の予定があるのか、など
ライフプランを考えた上で離職後に健康保険を任意継
続するかどうかを判断されるのがよいと思います。
