2012年11月02日

貸金業務取扱主任者ってどんな資格?就職先は?

貸金業に勤めていると言うと、サラ金のような
消費者金融業かヤミ金融業を連想するかもしれません。


銀行に勤めていると、良いイメージを連想されるのに
貸金業に勤めていると、悪いイメージに取れられるのは
かつて社会問題となったサラ金地獄などが影響している
のでしょう。


確かに、貸金業には今でも悪徳業者が少なからず
あるかもしれませんが、2009年を境にして
金融庁の改革が功を奏してかなり淘汰されています。

それで今回紹介する国家資格の『貸金業務取扱主任者』
ですが、貸金業には強い資格となることでしょう。


貸金業務取扱主任者の資格と就職先とは?

2009年(平成21年)6月の「改正貸金業法」の
施行に伴って誕生した国家資格が、
「貸金業務取扱主任者」です。

新しい国家試験が開始されたと一時は注目を集めていた
資格でしたが、具体的にはどんな資格なのか、今一つ
理解出来ない方もいらっしゃるでしょう。


貸金業務取扱主任者は、日本貸金業協会が実施する
貸金業務取扱主任者資格試験に合格し、主任者登録を
完了した人の事を指します。

法改正により、消費者金融などの貸金業者は、従事する
者(従業員)の内50人に1人以上の割合で、貸金業務
取扱主任者を営業所、または、事務所ごとに選任して
配置するよう義務付けられる事となりました。

貸金業務取扱主任者の役割は、消費者金融などの貸金
業者が法令遵守を徹底して適正な業務が行えるように
指導したりアドバイスを行ったりする事です。

そのため、他の従業員は貸金業務取扱主任者の指導に
従わなければならない事になっています。


もちろん、貸金業務取扱主任者自身が違反行為を行った
場合には、監督官庁である行政庁から解任勧告が行われ
る事となります。

また、貸金業規制法において貸金業務取扱主任者は
3年ごとに、都道府県知事が行う研修を受けなければ
ならない事も定められています。


貸金業務取扱主任者の就職先

貸金業務取扱主任者の資格取得後の就職先ですが、
確かに金融関係への就職、転職には有利になるという
見方が強いようです。

少なくても、資格を取得して無駄になる事はないで
しょうから、積極的に勉強してみてもいいかもしれ
ませんね。



P.S.
貸金業務取扱主任者の資格についてお伝えしました。

ライフスタイルの変化から、銀行の預金が減り
キャッシングを利用する人が増えています。

銀行も消費者金融業の会社をグループ傘下に吸収
したりして貸金業務の増強を図っています。

そいう意味でも、貸金業務取扱主任者の資格は
使える資格と言えそうです。


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posted by 7fukujin at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 資格紹介と取得方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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