2012年11月21日

雇用保険受給の手続き(手続き全般の進め方)

失業したら、ハローワークで雇用保険を申請する。

ということは、頭では理解しているつもりでも
実際に失業してみないと、何から手を付けていいか
迷うことでしょう。

定年退職で会社を辞める時にも、雇用保険の申請は
できますから、その時になって慌てるよりは
何をするかくらいは紙に印刷して持っていた方が
いいような気がします。


今回は「雇用保険の基本手当」の手続き全般について
お伝えさせていただきます。


雇用保険受給の手続き(あらまし)

雇用保険の基本手当(失業給付)は、今まで会社などで
働いていた人が、再就職までの生活に困らないように
する目的で用意されています。

アルバイトしかしたことのない人は対象外など
雇用保険の基本手当には当然ながら条件が設定
されています。

失業給付が支給される条件

【条件1】
 ハローワークの窓口で求職の申込みを行った後
再就職目指してハローワークの職員と一緒に積極的に
取り組んでいるにもかかわらず、就職先が決まらず
失業状態となっていること。

【条件2】
 離職の日(会社を辞めた日)以前の2年間に
雇用保険の被雇用者期間が通算で12か月以上
あること。

【条件3】
 条件2の特例的なものです。
(離職した理由が会社の倒産や解雇の場合)
 離職の日(会社を辞めた日)以前の1年間に
被保険者期間が6か月以上あること。


失業給付が支給されるのは

 【条件1】と【条件2】の両方、もしくは

 【条件1】と【条件3】の両方

の条件を満たしている人です。


失業給付の給付日数

雇用保険の失業給付日数は3か月(90日)から
12か月(360日)の間で、申請者の雇用保険の
過去記録から決められます。

厳しい雇用状況下では、3か月で再就職先を見つけて
内定をもらうのは大変かもしれませんが、12か月
あるからと思っていても、1年なんてあっという間に
過ぎるので、再就職活動はハローワークの職員と相談
しながら積極的にやるのが得策ですね。


失業給付はいくらもらえるの?

雇用保険の失業給付金は、基本手当の計算が
「基本手当日額」として計算されます。

会社を辞めた日(離職日)の直前6か月における
賞与等を含まない賃金日額の50%〜80%が支給額
となります。

賃金日額は、欠勤等がない普通の勤務状態であれば
離職日の直前6か月のボーナスを除いた支給額を
180日で割ると考えておけばいいかと思います。

なお、60〜64歳の方は支給額の上限が異なり
45〜80%となります。


P.S.
転ばぬ先の杖

という諺がありますが、失業給付のことなんて
考えた事のない人の方が実際当事者となって
困惑してしまうことがあります。

それとは逆に、失業給付のことを理解して
自分はいくらもらえるは知っているような人は
もし失業となっても満額もらえることでしょう。

posted by 7fukujin at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ハローワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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