ハローワークの提供しているサービスは
失業保険(雇用保険の基本手当)の手続きや
求人情報の提供だけではありません。
職業安定所という名称から分かるように
ハローワークは生活していく上で、収入源となる
職業が得られる就職先を紹介してくれます。
就職先を探すに当たり、本人が持っている資格や経験に
よって就職先は大きく異なりますが、資格も経験も
特にないという場合は、ハローワークで就職活動を
見てもらっても苦戦するのが普通です。
ハローワークでは、失業中の人が就職活動していく上で
生活が困って就職活動が出来ない場合は、生活そのもの
についても、色々な支援策が用意されています。
せっかく国が手厚い支援策を用意しているのに
この事を知らないため、困窮した状態から抜け出せない
人がいるのは残念で仕方ありません。
◆
ハローワークで提供している支援策とは?
資産や能力など、色んなものを活用しても生活が困窮
してしまう人のために様々な支援策があります。
ハローワークが窓口となり行っている支援策を
紹介させていただきます。
▼ハローワークの「住宅手当」
1つ目の支援策は「住宅手当」です。
平成19年の10月以降に離職した人で就労能力や意欲が
あるにも関わらず住宅を失ってしまった人あるいは
失う可能性がある人には原則として6ヶ月住宅手当が
支払われます。
一定の条件を満たせば最大で9ヶ月間の受給が可能に
なっています。
住宅手当の支給をしてもらうには、ハローワークに
求職申し込みをして月に1回の職業相談をして自治体で
面接支援を月に2回以上して、求人先へ週1回以上応募
することが条件となります。
支給される金額は賃貸住宅の家賃額相当になります。
支給機関は地方自治体です。
▼ハローワークの「総合支援金貸付」
2つ目の支援策は「総合支援金貸付」です。
失業などが原因で生活が困難になっていて雇用保険や
年金などの公的給付や貸付を受けられない人が対象と
なります。
求職活動中に必要な生活費を無利子あるいは
低利子で借りられます。
貸付額は生活支援費として1ヶ月あたり
・2人以上の世帯で上限が20万円
・単身世帯で上限が15万円
となっています。
住居入居費として上限40万円、一時生活再建費として
上限60万円の貸付を受けることができます。
▼ハローワークの「訓練・生活支援給付」
3つ目の支援策は「訓練・生活支援給付」です。
再就職に必要な知識や技能を習得してもらために
ハローワークでは職業訓練を斡旋しています。
支給額は扶養家族のいる人で月額12万円、それ以外は
月額10万円となっています。
▼ハローワークの「臨時特例つなぎ資金貸付」
4つ目の支援策は「臨時特例つなぎ資金貸付」です。
離職に伴って住宅を失くした人で公的な給付や貸付の
制度に申請をしているのに決定までの期間で生活に
困ってしまう人を対象としています。
当座の生活資金として10万円まで貸付をしてもらう
ことができます。
この制度は、連帯保証人の必要がなく無利子で
貸付をしてもらうことができます。
※ハローワークの支援策について、お伝えしました。
失業中で再就職が決まるまでに生活費が無くなると
就職活動が出来なくなります。
ハローワークのサービスには生活支援として
住宅の家賃を支援してくれたり、無利子でお金を貸して
くれたりしますので、まずはハローワークの窓口で
遠慮しないで相談した方がよいと思います。
posted by 7fukujin at 12:19|
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