2013年10月03日

不当解雇されたとき、どうすればよい?

突然、会社からクビと告知されたら・・


この場合、どうすればいいのでしょうか。


いきなりクビだといわれたら、誰でもショックで
呆然としてしまいますよね。


米国の映画やドラマなどでは、ボスから突然
「君はクビだ」と告知され、
私物の荷物を抱えて職場を出ていくシーンを
見かけたりしますが、日本ではまだそこまでの
風景は見かけません。


いつクビになってもおかしくないような勤務態度
だったのならともかく、思い当たるような理由が
ない場合には、戸惑いとショックでどうしていいか
わからなくなるかもしれません。


突然解雇通知される時で、自分では理由が
思いつかない時は冷静に対処する必要があります。


労働者は法律によって守られているので、会社から
一方的に解雇を言い渡すことはできないのです。

それがたとえ業績不振による整理解雇であっても、
「整理解雇の4要件」が満たされていなければ、
不当解雇となります。


整理解雇の4要件とは、
・人員整理の必要性
・解雇回避努力義務の履行
・被解雇者選定の合理性
・手続の妥当性です。


実際の判例では必ずしもこの4要件の全てを満たして
いる必要はないようですが、それでも解雇理由が不当
だと感じるなら争う価値はあるでしょう。


解雇理由が不当であれば、解雇は無効になります。


解雇が無効になるとはいっても、現実的に
その会社で働くのは難しいですよね。

ただ、それ相応の示談金をもらうことはできますから、
労働問題に強い弁護士に相談するのがよいと思います。


労働基準監督署や労働組合連合組織に相談する
という選択もあります。

いずれにしても、解雇通知書を必ずもらうように
しましょう。

解雇されたことを証明するためにも、解雇理由が記載
された解雇通知書を受け取るのを忘れないでください。



会社を辞める時の理由で許せないのでが
「不当解雇」ではないでしょうか。

経営者の一方的な理由で解雇通知を受けたりすると、
カッとなって辞める方もいるかもしれませんが、
納まらない怒りを我慢して法的に戦って少しでも有利な
条件を勝ち取るのが賢明だと思います。



ラベル:解雇 不当解雇
posted by 7fukujin at 12:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 解雇について学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大変参考になりました。
また訪問します。
http://taka2210.seesaa.net/
Posted by 内田  at 2013年10月03日 13:24
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック