ことなど考えることはしないものです。でも失業保険の手続きは
ハローワークですぐやらないともらえる給付がもらえないで切り捨て
となる事態になりますので注意が必要です。
◆失業保険には有効期限がある
会社を辞める事になった場合、多くの人はまずそのショックで
あらゆる事に対してやる気をなくしてしまうかと思います。
実際、この不況の中で失業状態になってしまうと、次の仕事が見つかる
保障はどこにもありません。これから先、生活していく事ができるのか
という不安、家族を養っていけるのかという不安で頭が一杯になって
しまうでしょう。
ただ、どこかで踏ん切りをつけなければ、次のチャンスを逃してしまう
事になります。いくら悩んでもその会社に戻れるわけではないのです
から、気持ちを切り替えて次の仕事先を見つけなければなりません。
そして、更に深刻な問題があります。
失業保険に関してです。
失業保険には有効期限があり、それを過ぎてしまうともらえるはずの
給付が受けられなくなってしまうのです。
ただでさえ不安な環境に身をおくのに、そこで失業保険の給付すら
受けられなくなってしまうと、完全に収入源が断たれてしまいます。
そうならないためにも、期限前にしっかり手続きを行うために
ハローワークを訪れる必要があります。
雇用保険においては、給付は離職後1年以内に終了する必要があります。
離職後1年以内と言う条件を知らないでいると大変なことを例で確認
してみましょう。
【来年の2011年3月で会社を辞める場合】
会社を2011年3月で止めることになった場合、失業保険の給付は
2012年までに失業保険をもらい終わらなくてはならないのです。
失業保険の給付条件のことを忘れて、離職後半年ほどボーっとして
いて、2011年10月くらいにようやくハローワークを訪れた場合、
どのようになってしまうのでしょう。
この場合、順当に手続きを済ませても、実際に給付が始まるのは
2012年1月からです。ハローワークで失業保険の手続きをしてから
3カ月先にならないと失業保険は手元に入らないのです。
2011年10月に何とか手続きしても、受給開始の2012年1月から3月
までの2ヶ月間。わずか60日分です。
もし給付日数が150日あった場合、残りの90日分は切捨てとなって
しまい、受給することができません。
そうならないためにも、素早い対応が必要なのです。
失業したら、すぐハローワークに行くこと、と頭にインプット
しておいたらいいと思います。