生活保護は日本国民を生活苦から最悪のケースに
至らないように守ってくれる制度ですが、生活保護の
制度を維持するためには膨大な予算を必要とします。
生活保護が制度として運用されているのは
経済的に豊かな国であることの証みたいなものです。
国の財政が破たんしているようでは
恩恵を受けることのできないです。
いろいろと問題もありますが、現在の日本で
生活困窮者を保護してくれる制度はありがたい
ですね。
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生活保護の推移から見えるものは何?
生活保護は日本国民に対して、最低限の生活を
保障してくれる救済措置です。
しかし現在は、生活保護受給者数のあまりの多さに
深刻な社会問題とされています。
受給者が増大したことによる不正受給者の問題も
驚くような実態が新聞などで報道されています。
生活保護の問題は国家予算にも関係してきますので
税金をまじめに払っている社会人の人たちから見ると
適正な措置が実施されないと不満が溜まります。
それでは、生活保護の実態として
現在どれくらいの人が生活保護受給を
受けているのでしょうか。
厚生労働省が発表している「福祉行政報告例」から
見ていくと、2011年で被保護世帯数は1,441,767戸、
被保護実人員は1,998,975人と発表されました。
しかし、翌月の1月には、前月より約4,810人増の
約209万となり、遂に200万人を突破しました。
世帯数も151万突破し、過去最多を更新ました。
不況と高齢化の影響による増加傾向が依然として
続いています。
実は、第二次世界大戦後の1951年度の受給者数は
204万人もの大きな人数でした。
これは、1951年から2011年までの60年の間で
過去最多の受給者数でした。
その後、高度経済成長に伴い減少傾向で推移して
いましたが、1995年には受給者数は100万人を切り
88万2,229人になりました。
変化が起き始めたのは5年後の1995年です。
平成バブル崩壊の時期ですね。
その辺りから人数が増加していき、1999年に再び
100万人を突破しました。
高齢化や不況によるリストラ、失業により受給者は
増え続け、2011年3月には200万人突破と巨大な人数
に膨らんでいます。
驚くべき事実として、
15年で約100万人増えているのです。
そして、受給者数はここ10年、一度も減ることなく
連続して過去最高を更新しています。
この過去最多の受給者数により、生活保護受給は
現在日本の深刻な社会問題になっているのです。
生活保護は国の財務状態を如実に表現している
バロメーターかもしれまんせんね。
posted by 7fukujin at 12:15|
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