2013年04月18日

職業訓練校の昼休み

職業訓練校の昼休みについてお伝えします。

小・中・高の学校に通っていた時のことを
思い出していただくと気付くかもしれませんが
昼休みは、12時から13時という訳ではありません。


授業が始まるのは、概ね9時というのは
多くの職業訓練校に共通していますが
昼休みは訓練校がどちらの管轄下の訓練校かで
多少異なります。


高齢・障害・求職者雇用支援機構(以下、機構と略)
の訓練校では昼休みが 12時15分から13時15分まで
というところが多いと思います。


会社からスキルアップの目的で数日間の
在職者訓練を受ける方など、昼休みが遅いので
最初は少しお腹が空くかもしれません。


それから、機構の場合ですが
訓練校内に食堂があり、比較的低料金で昼食を
とることができるようになっています。


機構から委託を受けて運営されている
民間の職業訓練校の場合では、昼休み時間や
食堂などは個別に確認していただかないと
一概にこうだとは言えない状況です。


ついでに訓練校の駐車場ですが
郊外に位置する機構の訓練校では駐車場があり
訓練生が利用することも可能ですが
これも訓練校によって諸事情が異なりますので
訓練校を探すときにチェックしておくのが
よいと思います。
ラベル:職業訓練校
posted by 7fukujin at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国の職業訓練校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月16日

高卒後に6か月訓練コースは入れない理由

高校を卒業後、手に職を付ける目的で大学進学ではなく
公共職業訓練校に入る方がいます。


そのとき、訓練校にある受講コースを見ると
自分は6か月コースに入りたいと思う方も
出てきますが、高校卒業後に入ることはできません。


公共職業訓練校は、国が設置した訓練校と都道府県が
設置した訓練校がありますが、高卒後に訓練校に
入る場合は、「学卒者訓練」に入ることになります。


学卒者訓練は高校卒業生を対象とした訓練コースで
1年コースまたは2年コースが一般的です。

学卒者コースは有料ですし、訓練期間も1〜2年
かかりますから、学校としては短大もしくは
専門校と似ています。


公共職業訓練校では学卒者訓練を中心として
運営されています。


それで、同じ公共訓練校の中に
3か月コース、6か月コースというような
訓練コースの案内もありますが、

これらは、雇用保険を納付していた人が
失業となり、再就職をしやすくするために
国が無料で職業訓練を行うものです。


訓練費用が無料と言っても、失業する前に
勤務先で雇用保険を納付していたわけなので
高校を卒業したばかりの人とは条件が異なる
ものです。



高校を卒業した人で、職業訓練を受けたい
という人は次のような選択となります。

(1)学卒者訓練コースに入る。

(2)希望する業種の企業等にアルバイトなどで
 働きながら公共職業訓練校の「在職者訓練」の
 コースで学ぶ。

なお、(2)の在職者訓練は2日〜5日のコースですから
基本的なところから、じっくり学ぶ人には向いて
いないと思います。
posted by 7fukujin at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国の職業訓練校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月15日

ポリテクの先生の実力差が大きい理由

公共職業訓練校として、訓練内容と利用者の多さから
ポリテクセンターがありますが、ポリテクで指導して
くれる先生の実力には大きな差があります。


これは職業訓練校に限らず、そのような学校でも
同様に言えることなのですが、ポリテクセンターには
文部科学省管轄とは異なり、厚生労働省が監督省庁
という事情もあり、実態が異なります。



独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
(以下、機構)の中で、ポリテクセンターの先生を
養成してきた学校として職業能力開発総合大学校
(以下、能開大)があります。


ポリテクセンターの先生の多くは、この能開大出身者
となっています。

なお、企業に勤めた後、転職して指導員になっている
エンジニアの方も増えています。


それで、企業出身のエンジニアの方は
当然ですが技術力は高いです。


一方の能開大出身の指導員は、実力に
大きな差があるのです。



能開大出身でポリテクセンターの指導員になるのは
能開大時代に成績が優秀な人と、成績がギリギリの
レベルだった人が多いからです。


能開大で成績が良くてポリテクの指導員になろう
とする人は目的と結果の伴った、まさに理想的な
先生となることが予想されます。


一方で、成績がギリギリラインの人もポリテクの
指導員になっている場合があります。


それは、成績が良くないから、就職活動でも
出遅れて困った末に能開大に研究生として居残って
ポリテクの指導員の空きを待って、そして運よく
指導員として働くようなケースです。



もっとも、指導員になってからの努力次第で
優秀な指導員になる人もいますので、あくまでも
一例として紹介しています。


ポリテクセンターの指導員の先生について
実力差があるということを理解した上で
利用された方がいいのではないかと思います。


試験監督官
posted by 7fukujin at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国の職業訓練校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月13日

企業内の職業訓練ができない事情とは

職業訓練はポリテクセンターなどの公共職業訓練校や
民間の教育関連の企業で実施されています。


職業訓練校以外でも、企業内では新入社員の教育や
従業員のスキルアップとして職業訓練を実施している
ところもあります。


今回は企業内訓練の実態についてレポートします。


企業内の職業訓練ができない事情とは

かつて、多くの企業で企業内の職業訓練が活発に
実施されていました。


でも最近は実施している企業が少なくなっています。
少なくなっていると言うより
実施できなくなっている
といった方が当てはまるような気がします。


かつて企業内で盛んに実施されていた
企業内の職業訓練ですが
その指導役は中管理職が中心でした。


職位としては主任から部付部長クラスまで
部門にいるスタッフがOJTを含めて
教育係を担当していました。


現場のことをよく知っているスタッフが
先生ですから生徒となる従業員も
理解しやすかったのではないかと思います。


それが現代では、過去物語となりました。


教育をお願いしたくても厳しい経営環境下で
スタッフがギリギリの線まで少なくなっています。

新人君や若手社員のスキルアップをしたくても
教育掛りとなる要員がいないのが現状です。



それで、企業内の職業訓練が無理だと分かった
企業では公共職業訓練校に外部研修として
参加させているところも増えています。


でも、やっぱり企業内の職業訓練に比べると
一般向けに用意された公共職業訓練校の講義では
学べる内容が少ないようです。


特定の企業向けに特化して職業訓練をするとなると
高額のコンサルタント会社などに依頼する方法が
ありますが、費用面でできないとことが多い
と思います。


このような事情を考えていくと
これから就職する人は

手とり足とりの受動的職業訓練から
自ら求めていく能動的職業訓練に

発想を変えていく必要がるように思います。
posted by 7fukujin at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国の職業訓練校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月12日

技能五輪の金メダリストって本当はどうなの?

技能五輪という競技があります。


スポーツの世界のオリンピックみたいに
国内大会の上位成績者が国際大会に出場して
国を代表して技能の技を競います。


技能五輪、正式には国際技能競技大会と言いますが
技能五輪に参加する選手は、実際に企業の中で
どのような練習とかしているのでしょう。

また、技能五輪で金メダルとか取得すると
会社の中でどう評価されているのでしょうか。



◆技能五輪の選手は別メニュー

技能五輪は職業訓練の中では特別なものです。

スポーツの世界と違って2年に1回の開催ですが
金メダル目指す選手は2年以上の厳しい訓練が
必要と言われています。

参加資格は年齢が22歳以下(一部25歳以下)


実際、技能五輪の全国大会を見たことありますが
ものすごい速さで作業をこなしていきます。

しかも、仕事の出来具合も素晴らしいものです。


技能五輪の金メダル目指すような選手を
ロボットで作ろうとしたら、まだ相当な時間が
掛りそうなのは間違ないでしょう。


さて、そのような高い技能力まで育てるのは
並大抵の努力では無理なのは明らかですが
では、どの位の訓練をしているのでしょう。


技能五輪の種目によりますが
自動車メーカーなどの大企業が参加する種目の
選手は、一般の従業員とはまったく異なる
特別コースで訓練されています。

それこそ寝食を共にするような
スポーツの祭典オリンピックで金メダルを
目指すのと内容は違いますが、やり方は
同じようなものです。


専任コーチの手作りメニューに従って
徹底したマンツーマンでの指導をしなければ
技能五輪で金メダル(世界一)になることは
難しいようです。



◆技能五輪金メダリスト、その後はどうなの?

技能五輪で金メダルを獲得すると
全国紙で報道されますし、講演依頼などもあったり
するでしょう。

しかし、技能は世界一になったからといって
会社の職場ですぐ活躍できるかというと
疑問を感じます。


技能五輪と職場で要求される技能は内容と質が
大きく異なっています。


技能五輪金メダリストの技能レベルが
車で表現するとしたらF1マシンで
一般従業員の技能レベルは1Lコンパクトカー
としたら

ちょっと近くのコンビニまで
F1マシンで行く人なんていません。


メーカーの工場で働くとき要求される技能は
F1マシンレベルというより1Lコンパクトカー
のレベルといった方が適当でしょう。


ですので、技能五輪で金メダル取った人が
勤め先で活躍できる業種は、技能五輪の指導者
になることです。

技能五輪の金メダルを排出している企業では
指導者の枠が空かないことがあるでしょうが
その時は、職業訓練校などの指導員などが
スキルを発揮できる職場といえます。

posted by 7fukujin at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆全国の職業訓練校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする